急速に広がる若者の恋愛離れの理由・検証

急速に広がる若者の恋愛離れの理由・検証 恋愛

クリスマスには当然のように彼とデート。バカップルと言われようが、彼といるときが一番楽しい!こんな風に、恋愛しているときは、誰もがキラキラ輝いているように見えますよね。

しかし、近年若者の間に恋愛離れが進んでいることをご存知でしょうか。若者だからこそ、恋愛が一番楽しく感じるはずと思いがちですが、事態は思ったよりも深刻なようです。

何故若者は恋愛離れするようになってしまったのか、さまざまな角度から検証していきましょう。

受け身の時代へ

受け身の時代

若者に恋愛離れが広がっているのは、受け身体質の若者が増えているからという見解があります。自分から探さなくても選択肢がたくさん溢れている世の中になってきていることから、待っていても情報はどんどん押し寄せてきます。

そのような中で育ったことから、いつしか情報だけでなくさまざまなことに受け身になっていってしまうのです。恋愛は受け身では成り立たないものです。

お互いの気持ちが前へと進んで行かなければ付き合うことはできません。受け身の時代だからこそ、若者たちに恋愛離れが進んでいっているのかもしれません。

情報過多で飽和状態に

情報過多で飽和

 

若者に恋愛離れが広がっているのは、さまざまな情報によりお腹がいっぱいになっているからかもしれません。

映画やアニメ、YouTubeなど、たくさんの情報に触れる中で、「恋愛はこんなもの」と勝手に体験したような気になってしまうことがあります。

恋愛の様子を観察する中で、泣いたりケンカしたり、彼氏を取り合ったり別れたり、面倒くさそうと思い込んでしまいます。その結果、面倒くさいことには関わりたくないと恋愛に消極的になるのではないでしょうか。

何でも情報公開

何でも情報公開

若者に恋愛離れが広がっているのは、なんでも情報公開されていることも関係しています。フェイスブックやツイッターなどで気軽に写真や名前を載せることができるため、誰と誰が付き合っている、別れたという情報があっという間に広げられてしまうのです。

また、告白してフラれたことを書かれてしまったり、周りの友達がキモいと反応したりします。これは一種の公開処刑と同じ行為とも言えます。

目立った行動をすると、面白おかしく取り上げられてしまうという恐怖感が、恋愛に消極的になってしまうのでしょう。

傷つくことへの恐れ

傷つくことへの恐れ

若者に恋愛離れが広がっているのは、傷つくことを極端に恐れているからかもしれません。

ゆとり教育を経て、運動会でも順位をつけないなど、平均的なルールの中で育ってきたからこそ、傷つくことに対して免疫を持っていない人が多いのです。

恋愛は楽しいだけでなく相手と気持ちがすれ違ったり、ケンカをして辛い思いをしたりします。楽しいだけならやってみたいけれど、辛いならやりたくないというのが、若者に共通する考え方のひとつとなっているのです。

同性の方がラク

同性の方がラク

最近、デートスポットに同性のグループが増えたと感じることはないでしょうか。遊園地や映画館などに、男の子のグループ、女の子のグループがよく出没しているからです。

同性と一緒に遊ぶことは楽しく、ちょっとしたケンカがあっても誰かが仲介してくれるので大事にはなりません。恋人を作ることで、同性の人たちと遊べなくなってしまうなら、こちらを優先した方が良いと思ってしまうのです。

また、友達と遊べるから寂しくないと恋人の必要性を感じない若者も多いようです。

一線を越えない関係

一線を越えない関係

若者に恋愛離れが広がっていますが、性に対する興味の低下も関係していると言われています。

例えば、好きな人と一緒にいればもっとお互いを知りたいと思うでしょう。しかし、性に対する興味が低いことから、必要以上に相手に求めなくなってしまいます。

このことから、友達以上恋人未満で一線を越えない関係性が広がっているようです。身体だけの関係をセックスフレンドと言いますが、現代の若者の間では、添い寝フレンドが広がっているようです。

ソフレと略されていますが、添い寝するだけの関係で一戦は超えないことがルールです。一緒に眠るというシンプルなものですが、寂しさを紛らわすという目的が合致しているため、恋人ができても関係を続けるケースもあるようです。

恋愛離れの影響

恋愛離れの影響

若者の恋愛離れは、単に若者たちだけで終わるものではありません。さまざまなところに影響しているのをご存知でしょうか。

例えば、映画館ではカップル割引が活用されなくなってきたので、友達割引を作り出しています。またテレビドラマでは恋愛ものの視聴率がどんどん下がっており、若者の恋愛離れが顕著に表れているとも言われています。

さらに、ラブホテルを利用する若者が減り、経営が難しくなって廃業したり、女子会で利用できるように改装したりとあの手この手で対策しています。

若者のカップル率が下がれば下がるほど、エンターテイメント業界は落ち込んでいくのです。だからこそ、若者に対して恋愛を進めるイベントが増えてきています。

自己分析しすぎる風潮

自己分析しすぎる風潮

若者が恋愛離れするのは、自己分析がすぎるということも挙げられています。自分がどのような性格か、どれくらいのレベルの容姿かを客観視し、点数をつけるのです。

そして自分の平均値のそれ以上でも以下でもない部分で生活すれば、大きく傷つくこともなく、平穏に生活できると考えています。

また、自分を客観視しすぎて低く評価すると、恋愛する資格がないとさえ判断することもあるようです。平均より低い容姿だから、相手にされないと卑屈になり、恋愛からどんどん遠ざかろうとするのです。

しかし、相手の外見だけで付き合っているカップルはほとんどいません。結局は中身の良さに惹かれなければ、長続きしないからです。あまり自己分析しすぎず、相手によっていつでも自分は変わるということを認識すべきだと言えるでしょう。

オタクの増加

オタクの増加

若者が恋愛離れするかわりに、どんどん増えているのがオタクの存在です。

アニメやフィギィアなど何に夢中になるかは人それぞれですが、自分の趣味の世界に閉じこもろうとする人がどんどん増えています。

最近では、風俗街にアニメを取り入れるお店が増えてきており、若者の恋愛離れの背景を反映していると言えます。二次元の世界で満足するがあまり、生身の人間との恋愛離れがどんどん加速してしまうのでしょう。

恋愛は経験すべき

恋愛は経験すべき

若者の恋愛離れが加速していますが、やはり恋愛は経験すべきものだと言えます。なぜなら恋愛を経験した人は、一回りも二回りも成長するからです。

恋愛している間は、相手のことで頭がいっぱいになり、何をするにも彼のことを考えてしまうでしょう。また、ケンカをしたときにはこの世の終わりのように落ち込み、別れてしまった時には自分を責めてしまうこともあります。

好きだという感情に振り回され、傷つくことは馬鹿げているかのように思えますが、その分人の傷みもわかるようになり、好きな相手がいることに幸せを感じることができます。

これは体験した人にしかわからない事ですので、是非チャレンジすべきことだと言えるでしょう。

まとめ

若者の恋愛離れについてご紹介しました。恋愛は楽しいことも辛いことも経験しますが、それを知っているか知らないかで人生は大きく変わってきます。そして、頭でイメージした通りにならないからこそ、恋愛は楽しいものです。

予測のつかない、未知の世界だからこそ、恋愛を楽しんでみてはいかがでしょうか。若者だからこそ、思いっきり恋愛を楽しんでほしいと願います。

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