子供に自信をつける叱り方!なぜ子供が言うことを聞かない?

 
子供に自信をつける叱り方!なぜ子供が言うことを聞かない?

子供のしつけは、昔から時代に合わせて様々に変わってきました。特に叱る事については様々な理論が展開されていますが、あまりにも理論の種類が異なるので自分の子供にどれが効果的なのかがさっぱり分からない親も多いです。

叱りすぎれば両祖父母が諌められ自由にさせれば他人の目が気になり、何よりも周囲を見すぎて肝心の子供を置いてけぼりにしては、誰の為だか分かりませんね。

そこで、子供の自信を奪わずにきちんと分からせる叱り方のポイントを12ご紹介します。毎日叱っている・言う事を聞かないと悩んでいるお母さんは参考にしてください。


叱らなければいけない事を両親で決めておく

叱らなければいけない事を両親で決めておく

毎日子供を叱っている人はまず、両親で毎日叱っている事柄は本当に叱る必要があるのかを見直し、本当に叱るべき時はいつなのかを良く話し合う必要があります。

子供のやる事なす事叱る親もいますが、それでは親の前で萎縮してしまいますし、何か子供がした事に対してお母さんは怒らなかったけどお父さんは怒った、と対応が分かれれば混乱してしまいます。

よくよく考えれば、子供が自分の命に関わるような事をした時・他人を危ない目に合わせた時・年齢に応じた家庭や社会のマナーが守れなかった時など、本当に子供を叱らねばならない場面は特に多くありません。叱りすぎかもしれないと悩む人は、まずこの3つだけから始めてみましょう。

叱る時はその場で

叱る時はその場で

子供は好奇心が旺盛でその心の赴くままに行動しているので、その中でしてはいけない事があったとしてもちょっと経てば忘れてしまうのです。お母さんがその場にいても、自分が忙しかったり遊びが一段落してから叱ろうとすれば、子供はなんの事だか分からずお母さんの怒りがヒートアップするというパターンに陥ります。

大人に対して注意を促す時には、重要になればなるほど簡潔に分かるように言いますよね。それと同じで親が叱らなければならないような事を子供がやっていれば、すぐその場で簡潔に言い聞かせましょう。

遊びの途中で邪魔が入ると不機嫌になる子供もいますが、何回もそうしている内にこれをやるとお母さんが止めに入るからこれは駄目な事なんだ、と理解していきます。

長時間叱らない

長時間叱らない

のび太のお母さんがずっと叱っていてのび太はあくびをしている、というシーンをドラえもんで良く見ますよね。あれは長時間叱る親に対しての子供の態度を、客観的に良く表していると思いませんか。

子供は長い話の中でどれが大事なポイントなのかを掴み取る事が出来ませんし、親は叱っている内に今とは関係ない事柄を出してきて話が脱線する事もままあります。

特にある年齢の男の子は、座っているだけで飽きてしまって話はスルーなんてことも。要件は短く明確にという社会のルールを応用し、問題の行動やダメな理由そして対策を分かりやすい言葉を使って端的に伝えるようにすると、子供も理解しやすくなります。

前叱った事を蒸し返さない

前叱った事を蒸し返さない

前も同じ事で叱ったのに、再度同じ事をされるといらいらしますよね。どうしてまたやるんだ、と子供につい問い詰めたくなります。しかし、子供が自分自身でこれはやってはいけない事なんだと気づくまでに、親が思うよりも時間がかかるのです。

叱っている最中に前も同じ事を言ったのになぜ出来ない、と始めてしまえば時間もかかるし話が脇道にそれ、もし誰かと比較するような話になれば子供は傷ついてしまいます。

他人を使って叱らない

他人を使って叱らない

例えば人ごみの中を子供が走って先に行こうとしています。ある親は「誰かにぶつかって相手に怪我させたらいけないから止めなさい」と言い、ある親は「前にいるおばさんに怒られるから止めなさい」と言います。どちらも子供の行動を叱っているように見えますが、これを続けると二人の子供の理解には大きな隔たりが出来てしまいます。

前者のように言うと「この行動は誰かに迷惑をかけるから止めよう」と子供は理解しますが、後者では「誰かに怒られるから止める。誰も怒らなかったらそれをしても大丈夫」と理解します。

自分の行動が正しいかどうかの判断を自分で決めるか他者に任せるかの2種類に分かれ、成人になっても人格に大きく影響されるようになります。

態度にメリハリをつける

態度にメリハリをつける

子供は成人に比べると感性が豊かなので、相手の雰囲気が変わるのを敏感に感じ取れます。ですから、叱る時に親が他の事に夢中になりながら「ダメよ」と言うだけでは、それが自分に向けられたのか理解できません。

ちゃんと叱った内容を理解して欲しいのならば、親が「これから叱る」という雰囲気や態度を子供に分かるようにはっきり出す必要があります。反対にいつも子供を叱っている親では子供にはどれも同じように叱られているのだと理解し、一番従って欲しい事がその他の叱る要因に紛れて分からなくなってしまうパターンもあります。

普段の時と怒る時のメリハリをつけるようにしましょう。

子どもに「ごめんなさい」を強要しない

子どもに「ごめんなさい」を強要しない

子供に「ごめんなさいは?」と謝罪の言葉を言わせて、それで終わりとする親がいますね。本人が理解して「ごめんなさい」と言うのはいいのですが、それが理解できる年齢や状況でないと「親が叱る時間を終わらせる魔法の言葉」として口にするようになります。

親にしてみれば子供が自分の悪い所を認めたと実感する為に謝罪の言葉を言わせるのでしょうが、自分のした事を悪いと思っていなければ口に出しても意味がありませんね。それに、まず子供の周囲で普段から「ごめんなさい」を言う状況がなければ、本来の使い方や意味も理解できないでしょう。

子供に謝罪の言葉を強要する必要はありませんが、言わせたいのならばまず親がその見本を見せるべきです。

叱る時は子どもの目をきちんと見る

叱る時は子どもの目をきちんと見る

何かに気をとられながら子供を叱っていては理解できない、と上に述べました。子供と自分を向き合わせて叱れば、結構すんなり分かってくれるものですが、その時に子供の目を見て叱るのが大事です。

目は口ほどにものを言うということわざ通り、口でやかましくあれこれ叱らなくても目を合わせて言えば子供の繊細な感性で親の気もちを理解し、また親が自分をしっかり見て導いてくれるのが分かれば、自分のした事をきちんと理解できます。

友達や他人の前では厳しく叱らない

子供と大人は成熟度が違うだけで、感情面は殆ど同じです。子供は喜怒哀楽の単純な感情しかないと思われがちですが、妬み嫉み・プライドなど成熟するにつれて露見する複雑な感情の芽が存在しています。

ですから、大人を叱責する時はその人の感情や回りの環境に配慮するのと同様に、子供にもする必要があります。特に友達の前で厳しく問い詰めるように叱れば、ショックを受けて反発したり萎縮する事もありえます。

友達が出来る年齢になれば、その場で言わなければ自分がやった事が悪いと理解できないという段階は過ぎていますので、その場では注意のみに止め叱る必要があれば家に戻ってからでも遅くありません。

人格否定しない

子供を叱る時に親が一番してはいけないのが、子供の人格否定をすることです。「だからお前はダメなんだ」「○○ちゃんは言う事聞くのに」等ついつい言ってしまうセリフですが、良く考えれば親が子供を叱る目的は、問題の言動が何故ダメなのかを分からせ繰り返させない事ですよね。

しかしこのような叱り方をすれば、問題の言動がダメなのではなく子供本人がダメだと内容が摩り替わっています。親がこの違いを分からずに叱っていては、自分の事が嫌いなのかと子供の自信を奪い消極的な人間になってしまいます。

親がなぜ叱るのかを分からせる

親がなぜ叱るのかを分からせる

親が子供を叱ってばかりだと、子供は自分が叱られるのは親が自分の事を嫌いだからと思うようになります。その気持ちを抱えたまま我慢し続けていると、ある日突然家庭内暴力や校内暴力などあらゆる方面に爆発する可能性も考えられます。

そんな子供にとっての悲劇を避けるには、何故自分達が子供を叱るのかをその都度告げて理解させる必要があります。叱っても言う事を聞かない・反発するという子供は、叱る言葉の裏に隠された自分自身への批判を子供なりに対策しているのでしょう。一度しっかりと「あなたが大事だから、心配だから叱るんだ」と伝えてみましょう。

女の子の場合はまず行動の理由を聞く

まだまだ赤ちゃんの男の子と発達しやすい女の子では、叱り方も工夫した方が良いでしょう。男の子は簡潔に叱り後は言及しないのが効果的ですが、女の子は泣いてしまう子もいます。

女の子は自分で間違った事をしたり失敗した事を理解しているので、そこを問い詰めように叱ると言い逃れようとどんどん口が立っていきます。女の子に対してはまずやさしく理由を聞いてみるのが良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか。毎日叱りすぎかな、と思うお母さんは一息ついてみましょう。毎日叱ってはお母さんも子供も疲れてしまいますし、イライラしていて子供の成長を見逃すのももったいないですよね。

最低限の事だけに気をつけて、自分の子供がどれだけ精神的にも成長してきたのか少し眺めてみませんか。