主婦の資格で再就職が有利になる12の資格とは

主婦の資格で再就職が有利になる資格 ママ力アップ

長期にわたる不景気やリーマンショックの影響は、独身者よりも既婚者に大きく響いています。家族分の生活費や家・車など大きな買い物のローン・子供の教育資金などかかるお金は多岐に渡るので、予想しなかった景気の波に結婚後の人生プランを何回も修正した夫婦も多いでしょう。

そのためか今は子供の世話の為に専業主婦をしているけれど、大きくなったら再就職をして生活費を増やそうと思っている主婦の方が殆どです。しかし、皆が再就職したいと思っている今は採用企業が有利ですから、何か飛びぬけた事がないと条件の良い仕事には就けません。

そこで、他の求職者と差をつける資格を12ご紹介します。民間資格だけでなく国家資格の一部分は、忙しい主婦でも比較的簡単に取得できるものがありますので、そこを狙うのも良いかもしれません。

医療事務

医療事務

以前から専業主婦に人気№1の資格がこの医療事務です。

医療事務の仕事は病院や歯科医院などを受診する患者の受付やカルテに情報記入する・医療費計算・診療報酬明細書の作成など、一般の事務とは違って専門知識が必要になります。

主婦に人気の理由が勤務形態で、正社員から数時間勤務のパートまで様々あり、自分の空いた時間で仕事をできるのが利点です。

医療事務の資格は10種類にわたり、その中でも国家資格で合格率30%の診療報酬請求事務能力検定・メディカルクラーク検定などは、難易度が高い分就職に有利ですが、まずは基本的な医療事務検定から始めるのが無難です。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー(FP)は、教育資金・結婚・出産・家購入・老後の生活資金など、人生で必要になるお金を依頼者の経済状況や資産状況から判断・分析して、長期的視点によるアドバイスや資産設計を実施・サポートする仕事で、保険・金融・年金・教育など広い専門知識が必要になります。

FPは1級から3級まであり、とりあえずFPの資格を取りたい人は3級から始めましょう。その他に、FP2級になれば申請できるAFP、世界24カ国で認定されている基準を満たしたCFPと2種類あります。

FP3級は独学で勉強できるレベルで、合格率も6割と比較的容易、自分の家計を見直すのにも使える便利な資格です。

社会保険労務士

社会保険労務士

社会保険労務士は年金・社会保険・労働に関するエキスパートです。

特に企業の労務管理に関する問題を取り扱う唯一の国家資格で、企業には必ず必要な資格なので就職先も多いです。しかし、国家資格なためしっかり対策しなければ、中々取れるものではありません。

合格率は10%未満で、合格に必要な勉強時間は最低8000時間という難しさ。独学の合格は殆ど不可能なので、通信教育で始めるのが無難でしょう。

行政書士

行政書士

行政書士の名前は知っているけれど、仕事内容がはっきりしない職業ですよね。行政書士は、行政機関へ提出する公式書類や契約書・議事録などの権利義務に関する書類を、依頼者に代わって作成・代理提出・作成相談などをする国家資格です。

他の国家資格と同じく合格率は10%前後ですが何も知らない初心者でも取得しやすく、主婦の間でも人気の資格です。

行政書士は独学でも合格する人がいますが、飽きやすい人は通信講座で勉強を始めた方が良いかもしれません。

介護事務管理士

介護事務管理士

高齢化社会になって介護福祉士が重要視されていますが、それを影でサポートするのが介護事務です。医療事務と仕事の内容は似ていて、介護センターやデイケアセンターの窓口業務やケアマネージャーや介護福祉士のサポート・介護報酬計算などの仕事があります。

合格率は5割前後と多く、就職先も上記2箇所以外に保険会社や国保連合会・保険請求審査機関・クリニックなど多岐に渡ります。

介護関係の資格を取ると、就職先の多さだけでなく介護が必要になった家族が出た時にとても役に立つと、資格取得を考える主婦が多いです。

介護職員初任者研修

行政書士

今の日本社会には欠かせない介護職の中で現在未経験者が一番取得しやすいのが、この介護職員初任者研修です。以前のホームヘルパー2級と同程度の知識と実務を習得でき、研修後の試験に合格するのは比較的容易です。

この資格をもって3年以上介護施設に勤務し実務者研修を終了すれば介護福祉士の受験資格が得られ、介護福祉士の資格を得て5年以上の勤務を経れば、介護支援専門員ケアマネージャーの受験資格が得られます。

このように介護はステップアップの条件がはっきりとしているので、介護の道で上を目指したい人にはぴったりです。

歯科助

歯科助手

助手となっていますが、窓口業務・カルテや在庫の整理と管理・薬品発注など仕事を見てみると医療事務や介護事務に似た所があります。

実際の歯科医の補助は歯科衛生士が行いますが、歯科衛生士が不足しているため簡単な補助を歯科助手が行っている場合も。国家資格の歯科衛生士と違って民間資格の歯科助手資格は簡単に取得でき、全国に6万件以上ある歯科医院に通用する資格なので、転勤の多い家庭の主婦でもばっちり。

調剤薬局事務

調剤薬局事務

現在では医療事務と並んで主婦に人気の調剤薬局事務は、他の事務資格同様薬剤師のサポート・受付業務・レセプトの集計・お薬手帳の記入や作成などが仕事です。

ただし薬局は体調が悪い人が訪れる事が多い為、その場で体調を崩した人の手当てや長時間待っている人へのフォローなどが必要になってきます。

合格率は5割前後と取得は比較的容易で、勤務形態も様々で女性が多い職場と女性の働くメリットが大きい資格といえるでしょう。

宅地建物取引主任者

宅地建物取引主任者

主婦が挑戦しやすい国家資格として人気を集め、毎年なんと20万人が受験するという宅地建物取引主任者は、不動産購入の際の重要事項の確認と説明・重要説明事項書の記名と捺印・契約書の記名・捺印を仕事とし、不動産会社には必要不可欠な資格です。

雇用形態は歩合制という会社が多いので、やる気のある人ほど収入が増えるメリットがあります。合格率は20%以下と低く、独学よりも通信講座のほうが何回も失敗せずに済みます。

日本語教師

日本語教師

今アジアの新興国に日本企業の事業所を作る流れがあり、また日本で働く外国人も増えてきました。

日本に関わる外国人が増えると、日本語教師の資格が有利になります。

特に海外在住者は引く手あまたのケースも。日本語教師の資格を得る方法は3つあり、大学の日本語教育科目を履修し終えている事か日本語教師養成講座で420時間の講座を受ける事、または日本語教育能力検定に合格する事です。

いきなり独学で日本語教育能力検定を受けても受かる事はほとんどありませんので、まずは日本語教師養成講座を受講する必要があります。

子育て支援員

子育て支援員

これは一番新しく認定された制度で、簡単に言えば子育て経験のある専業主婦に子育てのサポートをしてもらう事です。

試験などはなく、25時間程度の研修を受ければ子育て支援員になれ、保育士の仕事が出来るのです。

それ以外にも学校のお迎えや育児相談を受け付けるなど、育児を忙しいお母さんに代わってサポートします。

子供大好きという人にはぴったりですね。子育て支援員養成講座は全国で行われているので、興味のある方は各自治体のサイトをチェックしましょう。

まとめ

いかがでしたか。やってみたい、と思ったものはあったでしょうか?

しかし人気のある資格は求人も少ないし、と尻込みする人も多いでしょう。しかしもし就職失敗したとしても、不動産や老後の介護・保険など家族の中でも大いに役に立ちます。

まずは気になった資格から調べてみましょう。

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