ちょっと気になっている彼とデートすることになったら、緊張と不安とうれしさで何も手に付かなくなりそう。緊張しすぎてうまく喋れない程度なら、カワイイ~で済みますが、舞い上がって暴走するタイプは要注意。
付き合う前のデートで彼をドン引きさせてしまったのでは、カレカノになれる見込みはグッと下がってしまいます。
暴走しないまでも、女子会ノリが体にしみついている人は、デートの前に自分を振り返っておきましょう。付き合う前のデートで、あなたへの好意が一気に冷めてかねない、危険な態度です。
本当になんでもいいの?「なんでもいい」
女性が言う「なんでもいい」が意味するのは、「それなりのレベルのレストランなら、なんでもいい」とか「あっさりしているものなら、なんでもいい」など、譲れないラインを含んでいます。
あるいは「今日はイタリアンって気分じゃないなー」という漠然とした気持ちまで含んでいる言葉です。
女性同士には暗黙の了解があるから良いのですが、男性には理解できません。最近は女性側のこのような心理をわかっている男性が増えていますが、わかっているのと納得しているのは別。「出た!なんでもいい!」と心の中でドン引きされている可能性大です。
相手にシンクロする気がない 合わせない
自分に尽くしてくれる男性を求める女性に多いのが、このタイプです。カレカノというより、執事とお嬢様のような関係性を求めているので、男性は自分に合わせてくれて、幸せにしてくれるのが当然。自分の感情が基準なので「興味ない、わかんない」と、相手からのアプローチを切り捨てがちです。
時には相手に合わせて、興味の無いことにも耳を傾ける大らかさがなければ、いつまでたっても警戒心を解いてもらえません。
まっすぐ返事をしない
「甘い物は好き?」と彼女に質問したらに「この前までバナナダイエットにハマって~」という返事。「お腹空いた?」と聞くと「そーそー、それで貧血で倒れちゃって~」こんな返事が返されると、男性は大混乱です。
女性としては「甘い物好き。バナナも好き。だからバナナダイエットにハマッた」というニュアンスで喋りたかったとして、男性はそこまで汲み取れないのです。
男性は、女性のようにニュアンスで会話をすることに慣れていません。この女性とは会話が成り立たないと烙印を押されないためにも、男性からの質問には明確に答えてから、それにまつわる話をするべきですね。
話が飛びすぎる
女性にとって楽しいお喋りというのは、とりとめのない話が多いものです。あちこちに話が脱線しながら、ゆるやかに進んでは戻り、突然別の話に飛んでは戻り、時には迷走し……で、終わってみると「なんか色々喋れて楽しかった!」と思うものです。
ところが男性は、話の筋道が見えなくなったり、結論がなかったりすると不安になってしまう生き物です。突然の話題転換は、脳内で不快物質が出る可能性大です。楽しいお喋りができる女性だと思われるには、話の舵取りが大切です。
ボヤキ=悪口 ?
女性の世界では、どんなに仲の良い女友達でも、時にはちょっと腹が立つこともありますね。そういう話って、誰かにボヤいてスッキリしたいものです。ところが、女性のちょっとしたボヤキの温度は、男性にはわかりにくいのです。「あんなに仲が良さそうだったのに、影では悪口を言うなんて!!」や「愚痴ばかりだ!」と幻滅してしまいます。
不平や不満は、同じ女性に聞いてもらうのが一番。もしも気になる彼の前でウッカリ話しはじめてしまったら、最後にオチをつけて笑い話を装いましょう。
なにげない話題が許されない
面白い人が好きという女性は大勢いますが、デートの間中、面白い話題を提供し続けることを期待されたのでは、男性はギブアップです。
オチの無い話に対して「で!?」とキツい突っ込みをしていては、末永くお付き合いする相手として見てもらうのは難しくなります。その話題を受けて会話を広げていることができれば、あなたの評価は急上昇です。
ホストの役目を強奪 仕切りすぎは注意を
デート慣れしていない男性にありがちな、デートの途中でのグダグダ。お目当ての店が定休日だったり、道に迷ったり、次の行動が決められなかったり。そんな時、デートを円滑に進めたい女性が、ついつい仕切りたくなるのもわかりますが、あからさまに主導権を奪ったのでは男性の立場がありません。
あくまでもサポート役のスタンスで自分の希望を伝えるなど、彼の心が折れないように配慮してあげられると良いですね。
勘違いの自己プロデュース
相手に好かれたいために努力することと、計算で行動することは、似ているようで違います。
「料理が上手になりたい」と「家庭的だと思われたい」
「小さいことに悩まないようになりたい」と「サバサバしていると思われたい」
「上手にお喋りできるようになりたい」と「トークが上手だと思われたい」
思われたいだけなら、表面的に演出するだけでも達成できてしまいます。計算の自己プロデュースですね。本気と計算の違いは、端から見ていると案外すぐにわかるものです。ただ男性の場合は「計算だとしても許せる範囲だから」「そこまでして好かれたいなんて、可愛いな」とスルーしてくれることが多いだけ。
心の中では見透かされています。生温い目で見られている自己プロデュースは、我に返ると寂しいものですし、度が過ぎると勘違い女というレッテルを貼られてしまいます。過剰なプロデュースは控えましょう。
相手が傷ついていても・・ 毒舌キャラ
毒舌も個性の一つかもしれませんが、芸能人の毒舌を真似るのはよろしくありません。芸能界の方々はあくまでも仕事でやっているのですから。言われる側もギャラをもらって罵倒されているのです。その仕組みを理解せず、一般の人間関係で毒舌キャラを暴走させると、相手が本気でコンプレックスを感じていることにまで言及しがちです。
しかも相手が傷ついていても「自分は毒舌キャラだから仕方ない」と正当化してしまっては、言葉の暴力に歯止めがききません。付き合う前のデートでは、封印した方が無難です。
ギャップが怖すぎる
仕事をバリバリこなす勝気な同僚女性が、巨大な蜘蛛にひるんで涙目でオロオロしているというギャップなら、好意的に受け取られる可能性はかなり高いでしょう。ところが逆に、普段おとなしくて控えめな女性が、お酒を飲んだら下ネタを連発というギャップは……かなり難しいところです。
言い換えると、動から静へのギャップは大抵無難ですが、その逆は要注意。いきなりギャップを全開にせず、少しずつ公開して相手に慣れてもらうようなサジ加減が必要です。
お礼のLINEが終わらない
デートの後、彼女がLINEで「楽しかった。ありがとう」とお礼のメッセージを送るのは、好感のもてるお話。男性もすぐに返事をするはずです。ところがここからが問題。延々とLINEが終わらない……となると、せっかくのデートの余韻が台無しです。ウザイという記憶で上書きされてしまいます。ちょっと物足りない程度で終わらせることができれば、上級者ですね。
まとめ
人間関係の繋ぎ方は人それぞれ。しかも脳の構造から異なるとされている男性と女性では、お互いに歩み寄る努力がなければ、よい関係を維持するのは難しいものです。
付き合う前のデートでカレとの繋がりを強め、これからもお付き合いを楽しく続けていくためにも、自我と思いやりのボーダーを緩めたり強めたり、上手にコントロールしていきたいものですね。