指どおりが滑らかでパサつかないサラサラの髪は、女性にも男性にも大人気です。髪の毛がサラサラできれいなら2倍3倍にも可愛く見えるので、ヘアサロンに通ったり高いヘアケア商品を購入したりと、女性は日々髪の手入れに余念がありません。
しかし高い買い物をしなくても、実は身の回りや台所にある物でサラサラの髪になれちゃう、って知っていましたか?台所を覗けば材料が見つかりすぐ始められる、買っても安いのがポイントです。それではその方法を11ご紹介します。
1.たっぷりの精製水でふわサラの髪に
精製水はコンタクトレンズの洗浄用に使われる水で、皆さんよくご存知ですか。実はこの水をシャンプー後の頭皮につけてマッサージすると、根元から髪が立ち上がりふわふわサラサラの髪へと変化します。
水道水には消毒用に塩素が含まれていて、これがたんぱく質を壊してしまいます。いくらシャンプーやトリートメントに気をつけても洗い流す水がこれでは、効果もあまり出ませんね。髪の毛だけでなく全身に使え、何よりも安いのがポイントです。ボトルを直接振りかけたりして、たっぷり使うのがコツ。
2.オリーブオイルで髪しっとりサラサラ
オリーブオイルは、オレイン酸とリノール酸の働きで身体に良いのは有名です。抗酸化作用のあるビタミンEを沢山含んでいるので、髪の美しさを保つのに一役買ってくれます。エクストラバージンオリーブオイルなら、料理用でも問題ありません。
使い方はオリーブオイル大匙1杯程度を少し暖めて、頭皮に付けてマッサージした後シャンプーでオイルを流したら終わりです。また、普通にシャンプーして髪の毛の水分をあらかた取った後に、少量のオリーブオイルを髪に馴染ませる、という方法もあります。髪の毛が柔らかくしっとりするのを実感するはずです。
3.クレンジングオイルで髪の根元からきれいに
頭皮にも顔と同じく皮脂や汚れが同じく溜まっていて、シャンプーではしっかりと落とせませんし、皮脂の多さが原因で抜け毛が増える場合もあります。顔の場合はクレンジングをするのに、頭皮はなぜクレンジングしないのでしょうか?
そこで、頭皮も顔と同じくクレンジングオイルでマッサージすると、余分な皮脂が浮いてきます。それから蒸しタオルで巻き10分置いてからシャンプーすると、頭皮だけでなく髪の毛も生き生きしてきます。また、くせ毛もストレートな毛に変わるようです。
4.お酢でつるつる輝く髪に
シャンプーや石鹸はアルカリ性です。シャンプーを使った後は頭皮や髪の毛がアルカリ性になり、たんぱく質同士の隙間が空いてキューティクルが開いてしまい、髪の毛がごわごわしてしまうのです。そこでお酢をリンス代わりに使用すると、お酢の酸性が頭皮や髪の毛を弱酸性の健康な状態にします。
それから、たんぱく質を修復するのでキューティクルを閉じてつやのある髪に戻します。また、頭皮を柔らかくするのでフケ改善にもぴったりです。水1ℓに酢大匙1杯ほどで充分ですが、効果を期待したい人はもっと多く酢を入れてもよいでしょう。
5.ナチュラル素材のヘナで髪に優しいトリートメント
自然素材の白髪染めとして日本国内外で人気のヘナは、髪のトリートメントにも効果があります。ぬるま湯で溶いたヘナパウダーに、発色のためにレモンを入れて30分~1時間ほど置きます。その後、髪と頭皮に塗り乾いたらよくすすぎます。
そのままでもしっとりサラサラになりますが、乾く前にオリーブオイルやココナツオイルを少し塗ると効果抜群です。たまにヘナをしたら髪がばさばさになった・きしんだという人がいますが、それは髪がヘアダイやパーマなどで痛んでいて、ヘナ・ショックと言って一時的に悪化した状態になったものと思われます。健康な髪で無いと、効果を実感するのには時間がかかります。
6.炭酸水で頭皮の血行改善
ダイエットに効果があるとひそかに人気の炭酸水は、頭皮をケアして髪をサラサラにする効果もあるのです。炭酸水に含まれる二酸化炭素は、皮脂を溶かし血管を広げる効果があるので、毛穴の脂詰まりをなくして血行を良くします。使用法は、乾いた髪に炭酸水を吹き付けて、頭皮マッサージします。
それから50mlの炭酸水にシャンプーを2,3プッシュした物を加えてよく振り、それでシャンプーしてきれいに流します。乾くと髪がサラサラで、頭皮がすっきりしているのが実感できます。炭酸水シャンプーは毎日行わず、3日に1回を目安に行うようにしましょう。
7.スタイリング剤を落とす方法
毎日のヘアセットにスタイリング剤を使用したり、またパーティや結婚式などではハードタイプのスタイリング剤を使用する場合がありますね。スタイリング剤の主成分は油分なので、ハードタイプであればあるほどシャンプーでは落としづらくなり、きちんと落とせなければ頭皮や髪の状態が悪くなります。
そこでスタイリング剤をきちんと落とすために、シャンプーの前のコンディショナーまたはトリートメントをお勧めします。お湯で表面の汚れを落としたら、ぬれた髪にコンディショナーまたはトリートメントをたっぷりつけて揉みこみ、乳化させます。
コンディショナーなども油分が原料のメインなので、油には油を馴染ませて落とすという仕組みを利用して、スタイリング剤を落とすのです。しっかり洗い流したらシャンプーで洗います。まだ残っていると思う時は、二度洗いしましょう。
8.櫛に椿油を浸して、ブラッシングだけでつやつやの髪に
昔から美しい髪のために、つげの櫛で髪をといていました。プラスチックのブラシでは静電気が起きやすく枝毛や切れ毛の原因になりますが、木製の櫛は静電気がほとんど起きません。
つげの櫛は高いイメージがありますが、実は100円均一でも売っています。その違いは木の種類や部分など様々ですが、大きな違いは椿油に浸してあるかどうかです。
ですから、未加工のつげの櫛を安く買い自分で椿油を浸しても、同じ効果が得られるんです。ジップロックやビニールに椿油をいれ、その中に櫛を浸して一晩置きます。翌朝取り出して、ティッシュで拭けば出来上がりです。これを2~3ヶ月に1回の割合で行うと、櫛自体のつやも出て髪もサラサラになりますよ。
9.ホホバオイルで余分な頭皮脂を除去
クレンジングオイルから頭皮マッサージまで使える万能オイルのホホバオイルは、オイルというよりもワックスに近く水分を逃さず蓋をするので、保湿効果が非常に高く全身に使える優れもの。
また、頭皮の毛穴の皮脂の詰まりをオイルで溶かしても、余分な油分まで溶かさないのが特徴です。数滴手につけて伸ばし、髪全体につけてブラシをかけたら、あっという間に天使の輪が出来上がる手軽さも嬉しい所。
シャンプー前に数滴分頭皮に馴染ませてマッサージし、蒸しタオルで10分保湿したら通常のようにシャンプーします。乾かした後にもオイルをつけると、触り心地の良いサラサラの髪に。ただしホホバオイルはワックスに近いので、気温が低いと固まります。暖かい所に保管するか、湯煎して溶かしてから使いましょう。
10.卵で半端ないしっとりつやつやした髪に
髪の毛に卵?!とびっくりする人もいるかもしれません。しかしこの方法はかなり昔から、美しい髪を維持する女性にとっては当たり前の方法でした。
卵に含まれるたんぱく質・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれているので、食べるだけでなく直接髪につけても効果抜群なのです。シャンプー前に卵1個と小麦粉や油を塗りやすい程度に適量混ぜて、髪につけ20分ほど置きます。
その後必ずぬるま湯でしっかり流してから、普段のようにシャンプーとトリートメントをしましょう。髪に直接栄養が行くので、サラサラなのに非常にしっとりして落ち着いた髪になります。蜂蜜やヨーグルトも一緒に混ぜると、しっとりさや皮脂除去効果が倍増。しっかりすすいでシャンプーすれば、卵臭さもつきません。
11.玉ねぎで育毛効果もプラスする
最近玉ねぎが持つ育毛効果や、疲労回復効果の特長を生かしたサプリが販売されていますね。なんと普通は食べない玉ねぎの皮部分に、ケセルチンという育毛効果のある成分があるのだとか。ドイツでは枝毛予防に、玉ねぎが使われています。
その方法は、寝る前に輪切りにした玉ねぎで頭皮を擦り、翌朝洗髪するというもの。擦る時間が1時間とちょっと長いですが、テレビを見ながらでも出来ますね。
これを週2~3回行います。また、日本では玉ねぎの皮と酢を使ったハンドメイド化粧水が、昔から紹介されています。他に椿油・グリセリン・蜂蜜と髪に良い物ばかり入っているので、ケミカルなヘアケア商品を嫌だと思う人は一度作ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
台所にある材料ばかりなので、今日から始められますね。色々組み合わせて自分に合ったベストな方法を見つけてください。