好きになったら相手のどんな行動でも目の届く範囲に入れたい、とじっと相手を視線で追ってしまうなんて当たり前の事。恋する女性の、典型的行動パターンの1つです。
そんな時目が合うと、彼も同じ気持ちかもなんて考えがちですが、残念ながら必ずしもそうではありません。もちろん好意を持って視線を合わせる事もありますが、大抵は「視線を感じたから」で、どこかから誰かが自分を見ているように感じるとついつい、視線をよこす相手を無意識に探してしまう確認行動をとるのです。
自分は好きで見つめているのに、相手側はただの確認行動で視線を合わせるのだとしたら結構ショックですよね。しかし相手がなんとも思っていないのなら、これから十分プラスに変えるように行動すればよいだけなのですから、落ち込む必要はありません。
一番効率的なのは目が合った時に行動をプラスして、相手に自分を印象付け恋愛感情を持っている事を匂わせる方法です。目が合うたびに繰り返せば、男性も「この子は自分の事が好きなのかな?」と思うようになります。
想いを寄せられて嬉しくない人間はいませんから、スムーズに次の行動に移せるわけです。そこで目が合った時に、相手に自分の気持ちを匂わせる行動をご紹介します。ぜひ一度試して効果を実感してください。
目が合ったらじっと見つめる
通常、人の目線は常に動いています。通常の動きに反して特定の相手を見つめる動作は、その人にとって特別な対象なんだという事がわかります。
また、不快な気分にさせるものを怖いもの見たさで見つめてしまう事が間々ありますが、それはほんの一瞬で好意から見つめるのとは時間の長さが異なります。
気になる人がいるけれど積極的な行動に出られない女性は、相手と目が合った時にはじっと見つめ続けてみてはいかがでしょうか。日本人は目を合わすのに慣れていませんから、目が合っても視線を外さない女性は、男性も気になってしまうでしょう。
ただ、ずっと見続けるのは向こうが不審に思うので、せいぜい数秒と言ったところでしょうか。また、あまり目力をこめると睨んでいる風にも見られる可能性があるので、力の入れ加減とタイミングに注意しましょう。
目が合ったら流し目でそらす
歌舞伎の女形って、男性が扮しているのに身のこなしや仕草が女性よりも女性らしいと思いませんか。受け継がれている女性らしい所作に加えて、化粧方法や表情などを今でも探求しているため、古臭いと思わせない女性の魅力を十二分に発揮しています。
特に女形の仕草と言って思いつくのが、流し目ですね。伏し目がちにふと視線をそらされると、女性でもドキドキするほどの色気を感じます。
流し目は緩んだ隙のある雰囲気を作り出しながら、流し目を送られた方には鮮烈な印象を残すのが特徴で、難しいのですが効果抜群な仕草です。恥ずかしいからと顔ごと背けてしまうよりは、ぐっと大人の女性の雰囲気を出せます。
流し目はけだるげな雰囲気を醸し出すので、目力がある女性よりもいつも目に力が無い、ぼんやりしていると言われる方に向いています。ぜひ一度試してみては。
目が合ったら視線をそらしてもう一度見つめる
恋愛経験が少ない時は自分の感情をコントロールするのに精一杯で、相手の行動までは中々気を配れません。そんな風に何も考えずにただ相手を見つめている時にふと視線が合ってしまえば、つい反射的に俯いたり顔をそむけてしまう事がほとんどでしょう。
相手が気づいていない感情をまだ知られたくない、恥ずかしいと視線をそらしてしまうのは理解できますが、視線を向けられていた相手にしてみれば、急にそっぽを向かれて自分の事が気に食わないのかと思われてしまう恐れがあります。そんな時は視線をそらしてしまっても、もう一度目を合わせるようにしてみましょう。
男性は他人の表情や仕草で感情を推し量るのは苦手なので、ただ視線をそらすだけでは気に入られてないと感じてしまいますが、再度視線を合わせればただ自分と目が合って恥ずかしがっていただけ、と理解してくれます。
目が合ったら手を振る
口は時には嘘をつきますが、その分身体のパーツの動きに無意識の感情が良く表れると言います。行動心理学とでも言うのでしょうか。
感情を良く表すのは特に目と手の動きとされていて、目は脳に一番近い器官であり、手には非常に複雑な神経網があり脳が出す指令を伝える働きをしているのが、その大きな理由なのでしょう。
この手を振る動作は、腕を伸ばして大きく振るものから胸の前で小さく動かすものまで様々ありますが、どれも呼びかける相手が自分に気づいてほしいという心理です。
また、好きな人と目が合った時にする手振りは、ちょこちょこ胸元や顔の横で小さく行うのがほとんどなのでしょうが、それは自分を可愛く見せて相手の注意を引きたい心理が隠れています。
その行為を行うのが自分の前だけと、男性が気づけばその女性を特別な目で見始めるのではないでしょうか。ただ、これはお互いある程度知っている関係でないと、出来ない行為なので気をつけましょうね。
目が合ったら近くに呼んでしまう
これもお互い知っている関係でないと出来ない行動ですが、好きな人に自分の近くに来てもらうようお願いしてみましょう。手振りでも声に出して呼んでも構いませんが、男性によっては手振りで呼ぶと嫌な顔をされる場合があるので、相手がどんな性格をしているか確認して使い分けましょう。
呼んでしまえば照れてしまって話題が出ないかもしれませんが、ごちゃごちゃ呼んでしまった言い訳を口にするよりは、「話したかったから」「元気かなと思って」と言ってしまった方が男性も「そうなんだ」とすっぱり理解できるでしょう。
ただし、呼ばれるの自体が嫌な男性や用事も無いのに呼ぶなと不機嫌になる男性もいてバランスの見極めが難しいので、これは好きな人を良く知っている場合に限った方が良いかもしれません。
目が合ったら自分から相手に近寄る
話が出来たらいいけど相手を来させるのも失礼じゃない?と感じるならば、自分から相手へ近寄ってみましょう。
何で来たのと不思議がられても「目が合ったから呼ばれたと思った」「何か言いたい事があるのかと思って」等、色々理由は挙げられます。相手が否定しても女性が話上手なら、その後会話を続ける事だって出来ます。
しかしこの行動も、たまにしか出来ません。毎回目が合うたびに向こうに寄っていけば、相手は「目が合うといつも寄ってくる」とマイナスイメージを持つようになり、それ以降目を合わさなくなる可能性も出てきます。
誰でもパーソナルスペースを持っているのですから、特別親しい間柄でもないのに何度もパーソナルスペースに入ってくる人物に対しては、警戒心を持つのは当たり前です。
近くに寄りたい気持ちは分かりますが、まだそれを許される段階ではないので、そこはぐっと抑えてマナーに従ったほうが良いでしょう。
目が合ったら笑顔で効果倍増
6つの行動をご紹介しましたが、その内の1つだけを行うのではなく複数合わせると、好きな人への印象度は更に深くなります。
じっと見てから手を振れば、相手が何か言いたい事があるのかと側に来てくれるかもしれませんね。また流し目を送った後に相手に近寄れば、ドキドキさせるに違いありません。
このように複数合わせる他に効果を更に倍増させるのが、笑顔でそれを行う事です。心からの笑顔は他に何の行動を起こさなくても、相手に好意の気持ちを伝える事が出来る大変便利な方法です。
しかし、笑顔と言っても、ひまわりのように明るい笑顔や大人の女性を感じさせる落ち着いた笑顔、はにかんだ笑顔など表情は多彩にあります。
自分の行動やキャラクターにあった笑顔が分かれば、相手もあなたの魅力に惹かれるに違いありません。例えばちょっと笑顔になってから流し目を送れば、相手はとても不思議な雰囲気のある女性だと思うでしょうし、大きな笑顔で手を振れば、明るくて可愛い子という印象が残るでしょう。
まとめ
好きな人の印象に残る行動をご紹介しましたが、意識的に振舞っているのが相手に分かってしまうと、ぶりっ子・わざとらしいと思われ印象はよくなるどころか、マイナスになってしまうでしょう。
どれだけ自然に出来るかというのが勝負なのかもしれません。ただこれが活用できれば、様々な場面で役立ちそうですね。ぜひ練習してみてはどうですか。