昨今の傾向として、20代、30代の方で恋愛経験がまったくない人が増加しています。理由に関してはいろいろ示唆されていますが、ライフスタイルの多様化やネット上で過ごす時間が増えていること、先行き不透明な時代の中で経済的・時間的余裕を無くしていることなどが、主な原因として挙げられています。
10代、20代のうちはたとえ恋愛経験がなくとも、精神的にひどく追い詰められることはないかもしれませんが、30代を超える頃から「恋愛経験なし」というレッテルは、次第に重くのしかかってくるようになります。
恋愛経験なしで過ごす重圧から逃れるには、恋愛に対して積極的にアプローチしていく他にありません。恋愛経験なし女として辛い思いをしないためには、早めに異性や恋愛に対する苦手意識を克服し、恋愛を楽しめる心のゆとりを持つことが肝心。恋愛経験なし女にならないために知っておきたいまとめになりますので、是非参考にしてください。
考え方で自分は変われる・変える
高すぎる理想は禁物
異性に対して高望みをしすぎるのは考え物です。誰にでも自分の好みのタイプや理想の存在というのがありますが、それを追い求めるあまり、現実とのギャップが激しくなってしまうと、恋愛関係を築くことが困難になります。
収入や職業、外見や年齢などに対して、自分なりの希望があるのは分かりますが、そのような要素以外にも、人間性や性格など考慮すべき点はたくさんあります。条件をすべてクリアする人が現れるのを待っていると、恋愛経験なしの期間がずっと続いてしまうことになりかねません。
自分に自信を持つ
自分に対して自信がないと、思い切って相手にアプローチすることが出来ません。とくに容姿や外見に対するコンプレックスがある人の場合、この傾向が顕著に見られます。
容姿やスタイルは生まれついてのもの、これらに関してくよくよ悩むよりも、どうしたら自分をより綺麗に、素敵に見せられるか考えたほうが建設的です。服装やメイクなどに工夫を凝らしたり、人に好かれる性格を目指すことで、自分に対する自信のなさを払拭しましょう!
年齢にこだわらない
相手が年下だからとか、年齢差があるからとか、年齢にこだわっていると出会いのチャンスは確実に減ります。年齢に関しては柔軟な考え方をするようにしましょう。
恋愛においてもっとも重要なのは年齢ではありません。相手に対する愛情や思いやりの気持ちに比べると、相手との年齢差などはむしろ些細なことともいえます。恋愛相手の年齢はこうあるべきという先入観はなるべく捨て置くようにしましょう。
完璧主義は捨てる
完璧主義の方もまた、恋愛に対して積極的になれない傾向にあります。理想の相手、理想のタイミング、理想の状況を追い求めるがゆえに、なかなか恋愛関係にまで至らないというのは、いわば本末転倒。
恋愛において完璧主義を求めるのはやめましょう。恋愛関係を上手に運ぶには、経験を積むことも重要。恋愛関係で上位に立つには、経験値がものを言います。完璧さを追求するのはほどほどにし、まずは実際に恋愛関係を築くことを最重要課題にしましょう。
恋愛経験のなさを活かす
恋愛における数々の修羅場を潜り抜けてきた恋愛経験値の高い女性よりも、恋愛経験がない、あるいは少ない女性を好む男性もたくさんいます。
悪い意味で男馴れするよりも、異性や恋愛に対して純粋な思いを抱いている女性のほうが好ましく思われることもあります。恋愛経験が少ないからといって、女性としての魅力に欠けているわけではないと言い聞かせましょう。
他の女性と自分を比べない
友達や同僚と自分を比較するのはやめましょう。自分はきれいじゃないから、とか、男性に好かれるタイプじゃないから、とか、やたら自分を卑下するのはやめ、自分の長所や得意なことに集中するようにしましょう。
周囲の人と自分をいつまでも比較していても、何も始まりません。友達の恋愛話の聞き役に徹しているのは損です。人は人、自分は自分と割り切り、自分の恋愛は自分自身で切り開いていくようにしましょう。
恋愛を面倒と思わない
恋愛は面倒という考える若い男女が最近ますます増えているといわれています。恋愛が面倒と感じられるのは、常に連絡を取り合ったり、時には自分の都合を無視して相手の予定に合わせたりと、自分のライフスタイル自体を変える必要が出来てしまうから、と言われています。
恋愛を面倒と思うのはまだ年齢が若いからかもしれません。20代、30代の前半までは仕事や友達との付き合いが充実していて、恋人がいなくてもそれほど寂しい思いをすることはありませんが、30代後半、40代になった時に、恋愛経験がないままというのはどうでしょうか。
恋愛を面倒と感じる方は、自分の将来について思いを馳せてみましょう。もっと年を取ったときに恋人のいない生活を続けていて楽しいと感じる人はいないはずです。
恋愛は行動力!行動あるのみ
誉められたら素直に受け止める
異性から誉められたら素直に受け止めるようにしましょう。男性に対する嫌悪感を感じると、男性からの誉め言葉を素直に受け入れることが出来ずに、何か下心があるのでは、あるいは、誰に対してもこんな感じに違いない、などと断定してしまう人がいます。
確かに男性の中には八方美人タイプの人もいますが、みながみなそうというわけではありません。たとえお世辞であっても、言葉に出して誉めてくれたことに敬意を示し、誉め言葉は有難く受け入れるようにしましょう。
重すぎる話題は避ける
デートし始めたばかりなのに、やたらと重い話をする女性は男性から引かれてしまいます。付き合い始めてすぐの時期から、重い深刻な話をするのはやめましょう。
将来に関する話は二人の関係が進んでからでも遅くありません。付き合い始めたばかりの時期は、まずは恋愛関係を楽しみことに集中し、二人の関係を深めることを優先させましょう。
デートの誘いをむやみに断らない
デートの誘いや飲み会への誘いを断ってばかりいると、だんだんと声をかけられなくなってしまいます。恋愛経験のない方はとくに、いきなり一対一のデートに臨むことに抵抗があるようですが、この苦手意識を払拭するためにも、職場の同僚との飲み会やアフターファイブの付き合いに誘われたら、出来るだけ参加するようにしましょう。同僚や友達からの誘いをことごとく避けていると、お高く留まっていると思われても仕方ありません。
毎回は無理でもたまには合コンやアフターファイブの付き合いに参加してはいかがでしょうか。恋愛相手は探そうと思ってもそう簡単に見つかるものではありません。少しでも出会いのチャンスが広がるよう、出会いの機会は出来るだけ逃さないようにしましょう。
男性に対する共感
男性と女性とでは、物事に対する考え方や受け止め方が違います。自分と同じように考えないからといって、男性を責めるのはやめましょう。女性に特有な考え方や感じ方があるのと同様、男性にも特有の考え方や行動様式があります。
恋愛関係を円滑に維持していくには、男性全般や男性心理に関する理解が不可欠。異性を単なる自分の引き立て役としかみなさない女性は、男性の目には魅力的に映りません。
仕事とプライベートのメリハリを付ける
仕事が忙しいので恋愛に割く時間がないという人がいます。これはある意味本当のことかもしれませんが、しかし仕事や家の用事には終わりがありませんで、恋愛に割く時間を作るには自分から積極的に時間を作っていくより他にありません。
仕事が忙しくて仕方ない、という方はまずは仕事とプライベートの時間のメリハリを付けるようにしましょう。退社後は自分だけの時間と決め、プライベートな時間に仕事を持ち込むことをやめると、必ず時間的な余裕が生まれます。
アピールや出会いのヒント
自分の長所をアピールする
自分の長所や自信のある部分は積極的に出していくようにしましょう。気になる人がいても、自分のほうから何もアプローチしなければ、そのままで終わってしまいます。
押し付けがましくなるのはいけませんが、得意なことや人よりもうまく出来ることがあれば、それをさらに伸ばしていくようにすると、自分に対する自信にもつながります。奥ゆかしさは女性の美徳の一つですが、ただ黙って静かにしているだけでは、恋愛関係に持ち込むことは出来ません。
自分からアプローチする勇気も必要
女性の本心としては、男性が告白するまで待ちたいものですが、自分の思うとおりに運ばないのが恋愛の醍醐味。必要であれば、自分のほうからアプローチする勇気を持つようにしましょう。
真剣に告白する他にも、相手の気持ちを確かめる方法はたくさんあります。気になる人がいる場合には、それとなく言葉で、また態度で自分の気持ちを表してみるようにしましょう。どうしたら自分の気持ちが相手に伝わるかを考えることも、恋愛テクニックを磨く一つの方法です。
人当たりを良くする努力
いつもぶっきらぼうで仏頂面をしていると、楽しいお誘いには誘われません。理由もなく不機嫌だったり、冷淡な態度を取るのはやめましょう。
人当たりを柔らかくし、自然な笑顔をキープすると、周囲の人から慕われます。断定的なものの言い方や相手の言い分を認めないといった頑なな態度を取っていると、自分でも気が付かないうちに周囲から孤立してしまうようになります。
人当たりがよく、誰の話にもよく耳を傾けてくれる人の周りには、常に人が集まってきます。人付き合いの悪い人と思われないよう、人と接する際には出来るだけ穏やかな雰囲気を出すようにしましょう。
趣味を通じたネットワーク
一人でいることが好きなタイプや、夢中になれる趣味があり毎日が充実している方もまた、恋愛から遠のいてしまうことがあります。自分だけの趣味や生きがいがあることは良いことですが、それが原因で恋愛に対する距離感が出来上がってしまうのは残念なことです。
趣味は趣味、恋愛は恋愛と割り切りたい気持ちは分かりますが、逆に言うとすでに共通の趣味や関心事がある人との会話は楽しく、一緒にいることも苦痛になりません。恋愛は趣味を通じて知り合った人とも十分に成り立ちます。
自分のタイプに固執しない
自分の好みのタイプに固執していると、出会いのチャンスを逸してしまいます。好みのタイプへの一目惚れは理想ではありますが、すべての恋愛が一目惚れから始まるわけではありません。
なんとなくいいな、と感じられる部分があれば、自分の好みに近くなくても、付き合っているうちにどんどん好きになっていくこともあります。最初から特定のタイプに固執していると、それだけ出会いのチャンスが減ってしまいます。
一緒にいて楽しい人を探す
相手の容姿や職業といったことにばかり集中していると、大事なことを見落としてしまう恐れがあります。恋愛をしていて楽しく感じられるのは、相手と一緒にいて楽しいから。理想の異性の条件を追い求める結果、いざ付き合い始めると、自分の性格とはまったく合わず、一緒にいても楽しく感じられない、ということもあるようです。「一緒にいて楽しい人」も、恋愛相手の条件に加えましょう!
いろんな人と知り合う努力をする
恋愛関係もまた人間関係の一つ、人間関係における基本的なスキルのない人は、恋愛関係においても自分の思うように事を運べません。
まだ恋愛に踏み切る気になれないという方も、友人関係や趣味の仲間など、人間関係の輪を広げるようにしましょう。人間関係において実地に経験したことは、恋愛関係においても必ず役に立ちます。出来るだけ幅広い交友関係を持つようにすると、出会いのチャンスもそれだけ広がることは確実です。
片思いに終わる恋愛もある
恋愛上級者であっても、片思いに終わることもあります。片思いに終わるのを恐れて、恋愛自体を避けて通るのは意味がありません。
たとえ片思いに終わったとしても、それはそれで立派な経験になります。アプローチする前から片思いを恐れるのはやめましょう。
まとめ
今はまだ良くても、年齢が上がってくるにつれ、恋愛経験なしという引け目が重荷になってのしかかってきます。自分に自信を持ち、恋愛に対して積極的且つポジティブな考え方が出来るようにならなければ、恋愛経験なしという重圧を撥ね退けることは出来ません。
恋愛経験がないという状況に至る背景はさまざま。恋愛相手に対する理想が高すぎる方、完璧主義の方、人間関係全般が面倒に感じられる方、仕事や趣味が充実していて恋愛に割く時間がない方、などなど。
恋愛経験がまったくない状況が続くと、どんどん恋愛に対してネガティブな感情を抱くようになってしまいます。恋愛をすることを面倒と思わず、最初の一歩を勇気をもって踏み出すようにしましょう!