映画やドラマで、ケースを開けて指輪を見せながらプロポーズするシーンは、女性ならば誰もが憧れるシーンですね。
この場合の指輪は婚約指輪なのですが、女性の本音としては彼が買ってくれるのも嬉しいけれど、予算内で自分の気に入ったデザインを選びたい、という所ではないでしょうか。そこで、永遠の愛の象徴であるダイヤモンドに拘りのあるジュエラー15店をご紹介します。
ハリーウィンストン
キング・オブ・ダイヤモンドと呼ばれたハリーウィンストンがオープンした、ニューヨークを代表する高級ジュエラーです。ハリーウィンストン独自の厳しい基準で選別されたダイヤモンドは、最大限の輝きで女性の美しさを引き立たせます。
高品質のダイヤモンドだから出来るシンプルデザインの「クラシックリング」と、台座がHとWで出来ている「HWリング」が人気です。
カルティエ
フランス皇帝ナポレオン3世や、英国王エドワード7世といったヨーロッパ中の王侯貴族が愛した、世界5大ジュエラーに数えられるフランスのジュエラーです。
プラチナは古代エジプトやインカ帝国で宝飾品として用いられていましたが、ヨーロッパでプラチナをジュエリーとして扱ったのはカルティエが最初です。カルティエは3つの輪が絡み合う「トリニティ ドゥ カルティエ」が有名ですが、婚約指輪としてダイヤモンドを用いたトリニティリングが発売されています。
ティファニー
ティファニーは指輪に限らずネックレス・ピアスと女性に定番人気のジュエラーで、特徴はなんと言ってもティファニーセッティングです。今ではおなじみの、ダイヤを土台の腕部分から離して6本の爪で支えるセッティングを考案した事で、今までの1面だけでなく多面からの輝きを得て更に輝きを増しました。ティファニーの婚約指輪で人気なのは四角形の「ルシダ」で、特徴あるカットを持ち複雑な輝きを見せます。
ショーメ
200年以上の歴史を持つショーメは、フランス革命前夜から始まります。その後ナポレオン1世の公式ジュエラーとなり婚礼装身具を作った事から、ヨーロッパ中の王侯貴族の御用達、特に女性の婚礼ジュエリーとして人気を博しました。
ショーメの婚約指輪はクロスをモチーフとした絆という意味のフランス語「リアン」と、ナポレオン皇后ジョセフィーヌが身に着けたティアラをモチーフにした「ジョセフィーヌが」有名です。
デビアス
南アフリカのダイヤモンドの発掘から流通までを一手に請け負う、デビアスグループを親会社に持つジュエラーです。ダイヤモンドに関しては群を抜いた拘りで、デビアス・ダイヤモンド・インスティテュートでは通常の品質基準の4Cを超えて、更に独自の新しく厳しい基準を設けています。
デビアスの婚約指輪の定番は「プロミスリング」で、パヴェダイヤモンドを一列に並べたアーム部分や、爪を目立たせずにダイヤモンドの輝きを最大限発揮させるデザインが特徴です。
シャネル
最初に発表したジュエリーコレクションはダイヤモンド、というほどココ・シャネルはダイヤモンドに魅了されていました。今は専門のスタッフが選別し、特にブライダルで使用されるダイヤモンドは通常よりも更に厳しい基準で選んでいます。
シャネルの人気の婚約指輪といえば、シャネルが愛した椿をモチーフにした「カメリア」シリーズと、バッグにも使われているキルティング幾何学模様の「マトラッセ」シリーズです。
ブルガリ
19世紀のギリシャの銀製品メーカーがイタリアに渡って販売を開始したのが、ブルガリの始まりです。他のジュエラーにはない、古典主義・ルネッサンス・ローマ派に影響された大胆かつ繊細なデザインでカラーストーンを用いたのが特徴です。
婚約指輪も古代ローマ時代の影響を受けており、王冠と花をデザインした「コロナ」などが代表的です。
ロイヤルアッシャー
数あるジュエラーの中でロイヤルと冠が付いているのは、オランダ王室から称号を授けられたロイヤルアッシャーだけであり、創業から現代まで各国王室や日本皇室に愛されているジュエラーです。
原石選びからカットまでを行い、上品な輝きを生み出すアッシャーのダイヤモンドは婚約指輪にぴったりで、中でも#680のデザインは不動の人気を誇ります。また、婚約指輪と結婚指輪が重ねづけ出来るよう、デザインされているのも特徴です。
ブシュロン
初期にインドマハラジャの装飾品をオーダーされた事から、ブシュロンのデザインにはオリエンタルの影響が見られ、また自然のモチーフを高い技術で仕上げたジュエリーが数多くあります。
ブシュロンのダイヤモンドは4Cとは異なる独自の品質規格で厳選されているため、輝きが違います。婚約指輪では愛の絆を表現した「アパ ピヴォワンヌ」や、ダイヤモンドのカッティングをイメージした腕が特長の「ファセット」などが人気です。
ショパール
元はスイスの時計工房で、後にジュエリー製作会社に継承されたのが150年続くショパールの始まりです。精巧な時計技術とジュエリー製作技術が合わさった、繊細かつ独創的なデザインは多くのセレブリティを魅了しています。
ショパールの代表的なデザインと言えば、「ハッピーダイヤモンド」です。サファイアクリスタルガラスで挟んだダイヤモンドが自由に動くデザインで、婚約指輪のデザインにも採用されています。また女性らしい可愛さを表したハート型ダイヤモンドの「フォーエバー パヴェ」も人気です。
ケイ・ウノ
世界に1つだけの指輪がほしいという人は、完全オーダーメイドのケイ・ウノがお勧めです。年間3万8000種ものデザインを生み出し、ケイ・ウノオリジナル・アレンジ・フルオーダーから修理まで、長く付き合えるのが特徴です。
店に常駐するクラフトマンを始めデザイン・製作・販売までを自社で行うので、オーダー製品も既製品価格で注文できます。
ヴァンクリーフ&アーペル
ヴァンクリーフとアーペルの結婚から出来たこのジュエラーは、モナコ公国の公式御用達ジュエラーを始め、操業から現在までの王室・貴族・セレブリティに愛されています。
ヴァンクリーフ&アーペルの特徴は、正面から石を支える爪が見えないようにするミステリーセッティングです。婚約指輪ではごくシンプルなデザインの幸福を意味するフランス語「ボヌール」やエステル・アーペルから付けられた「エステル」があります。
4℃
派手なデザインではなく、日本女性の美しさを引き立てるシンプルなジュエリーを追求する4℃は、10代から40代までの幅広い年代の女性に人気があります。
婚約指輪は指やダイヤモンドが美しく映えるよう、Sライン・Vライン・ストレートラインの3種類のアームがあります。またデザインも豊富で、比較的低価格で購入できます。
俄
京都生まれのこのジュエラーは、長い歴史で培われた日本の美意識を散りばめたジュエリーを発表しています。俄カッティングと呼ばれる独特のカットによる深い輝きや、3種のマテリアルから指輪を作るなどの選択の自由が特徴です。「ことのは」はシンプルな一石タイプで、どんな指にも馴染む5種類のアームデザインを選べるのが人気です。
ミキモト
19世紀末に世界で始めて真珠養殖に成功してから、真珠ジュエラーの代表的存在となったミキモトは、ダイヤモンドの婚約指輪でも定評があります。特徴は丸みを帯びて曲線を描くアームで、女性らしい柔らかさを演出します。ダイヤモンドだけでなく、直径約9mmの大粒アコヤ真珠を使った婚約指輪もミキモトならでです。また、セミオーダーで自分だけの指輪を作る事も可能です。
まとめ
いかがでしたか?一口に婚約指輪と言ってもこのように値段もデザインも様々ですので、色々調べてぜひ自分の気に入った指輪を選んでください。