ものを失くすことも、周りから見て許せるような範囲なら、カワイイと受け取ってもらえるかもしれません。
しかし、限度をこえてしまうと、ただのだらしなくてメイワクなヤツと受け取られかねません。そこで、探し物をみつける力を鍛えるにはどうしたらいいのかを考えてみます。
なぜ探し物は見つからないのか?その1
なにかを失くして探しているとき、だいたい私たちは「ないないない~!」という言葉ともに探すことが多いのではないのでしょうか。
失うと打撃が大きいものであるほど、みつからなかった結果におびえて、「なかったらどうしよう」「きっと失くしてしまったんだ」という思考に陥りがちです。
なぜ探し物は見つからないのか?その2
探すのをいったん止めて、失くしたことすらをいったん忘れたときに、ひょんなところから探し物が出てきた経験はありませんか。
あんなに努力して探していたときにはみつからないのに、なぜ探していないときに限って見つかるのでしょう。
なぜ探し物は見つからないのか?その3
探し物をしているとき、私たちは、失くしたはずの場所をくまなく探すということは、意外としていないものです。
「そこにはないに違いない」と勝手に判断して、探さないゾーンがあるはずなのです。だいたい探し物はそこにあります。
さらに、本当は目の前にあるのに、感知できないということもあります。メガネを頭にかけているのに、メガネがないと探している。ペンをしっかり手に握っているのに、ペンを探している。などということを自分がしたり、他人がしているのを見たことはありませんか。
これらは、心の向きが「ない」方に傾いているので、知覚もそれにならってしまっているのです。すなわち、見つけ出せないのは私たち自身が見つけない方向に動いているからなのです。
探し物を見つける心のスイッチ
心の向きが「ない」という方向にあるとき、探し物がみつからないのだとしたら、「ある」という方向に心のスイッチを押すことができたら、探しているまさにそのときに、お目当てのモノを見つけることができる可能性は大いに高まります。
具体的には、ただちに「ないない」と言葉を発することをやめましょう。さらに、「なかったらどうしよう」という不安も捨て去りましょう。
かわりに、探し物の名称をつぶやき、あるはずの場所に探し物が鎮座するイメージをしながら探しましょう。単純な方法ですが、かなり探し物が見つかる精度はあがります。
最後に
大切なものを失くしてしまった時はだれでも、あせることと思います。
突然宇宙のかなたにとんでいくわけではありませんので、モノが本質的に消えてしまうことは、物理的にはありえません。そこのところを認識して落ち着いて探しましょう。