ようやく運命の人に出会い、付き合って数年たった。さて次はいよいよ結婚・・!というあなた。ちょっと待って下さい。本当にその彼と結婚して大丈夫ですか?結婚を焦るあまり見逃していませんか?
結婚生活はゴールではなく、スタートです。あくまでも一つの通過点に過ぎません。これから待ち受けている結婚生活を円滑に進める為にも次のポイントを確認してみて下さい。
妻に働いてほしいかどうか
入籍後、すぐに関わってくるのが「妻が仕事をつづけるかどうか」の問題です。あなたは仕事を続けたいですか。仮に辞めたい場合、専業主婦として生活できるだけの収入が彼にはあるでしょうか。
例えば今は生活が出来たとしても、子供が出来た場合はどうでしょうか。それまでに蓄えておく事ができますか。また、仮に仕事を続けたい場合、彼は快く賛成してくれるでしょうか。
家事に関しての考え方
妻に働いてほしいかどうかというポイントにも関わってきますが、家事に対する考え方は彼の育った環境に大きく関係があります。彼の母親が専業主婦だった場合、女性は家庭にいて家事をするのが当たり前、と考えている場合が多いです。
たとえ、彼の家庭が共働きだった場合でも「2人で働いているのだから、家事も分担して行う」という考え方をする男性は残念ながらまだ少なく、「働く女性の家事を男性が手伝う」くらいで考えている人が多いのが現状です。
しかし「手伝う」というニュアンスだったとしても家事を分担してくれるならまだいいです。「働かせてやっているのだから、家事は完璧にしろ」という男性も中にはいます。
また、彼に一人暮らしの経験があるかどうかも、彼の家事に対する考え方を見分ける大切なポイントです。結婚するまで実家暮らしだった人は、やってもらって当たり前と考えていることが多く、また仮にいざ家事を使用としてもやり方がまったくわからないという場合もあります。彼は大丈夫ですか?
お金をかけるポイント合っているかどうか
お金に関する価値観があうかどうかは一緒に生活して行く上で、もっとも大切な問題の一つです。お付き合いをしている上で、違和感を感じた事がある場合は要注意です。
彼に限度を超えたギャンブル好きの傾向がある、過去にしないですんだはずの借金がある、お金のかかる趣味やコレクターズ気質である、などはもっての他ですが、反対に極端な節約家というのも問題です。
あれも駄目、これも駄目、とすべてのことに口出しをするような男性なら、一緒に生活していると疲れてしまうでしょう。住居、食べ物、衣服、旅行、趣味、教育など2人がお金をかけたいポイントはどこですか。
また賭ける金額に大きなズレはありませんか。結婚前に1ヶ月の生活費や貯金額をシュミレーションし、話し合っておきましょう。
子供は希望はどうか?
お金の掛け方にも関連して問題になってくるのが、子供に対しての希望です。「子供を持つのが当たり前」などと自分の考えで判断してしまっていませんか。彼は子供を持つ事を望んでいますか。
また、持つ場合何人くらいを希望していますか。そしてそれは2人の収入で可能でしょうか。仮にあなたが、子供を持たない事を希望しているなら、彼は納得していますか。
また、両家の両親はどうでしょうか。子供を自由にのびのび遊ばせてやりたいのか、幼いうちからしっかり学力を伸ばしてやりたいのか、子供の教育にかけるお金や育て方についても希望を話し合っておきましょう。
そして子供を持つ事を希望しても、残念ながらかなわない可能性もあります。その場合、2人で生活する事に意味がないと感じるのなら、事前に検査をしておいた方がいいかもしれません。
浮気をしたことがあるかどうか
彼はあなたや、それ以前に女性とお付き合いしている時に浮気をしたことがありますか。たとえどんなに反省しても、一度浮気をしてしまった人は繰り返す場合が多いです。
ましてや反省をしていない場合や常習となっている場合は、結婚しようとも子供が出来ようともます変わりません。
仮に浮気をした場合、あなたが許せる範囲で行う事ができるならまだいいですが、浮気が本気になってしまう可能性がある彼の場合、結婚を一度考え直した方がいいかもしれません。
家族との付き合い方
実の両親や義理の両親との付き合い方に関して、彼とあなたの間にズレはありませんか。結婚後は同居なのか別居なのか、別居の場合1年に何度くらい帰省したいのか、どれくらい密に連絡を取りたいのか希望を知っておきましょう。
また、家族思いの彼は、あなたのことも大切にしてくれるのでいいですが、度を超えて両親や兄弟に頼ったり、自分やあなたの意見より、彼らの意見を優先したりするようなことはありませんか。
その場合、逆に義実家からの干渉も大きい場合が多いので楽な結婚生活になるとは思えません。
宗教に関して
日本人は一般的には信仰心が強くないと言われていますが、あなたや彼に信仰や宗教はありますか。仮にある場合、結婚後どちらかが変えなくてはいけない行動はありますか。
また、彼や彼の両親や親戚などから意にそぐわない事を強制される環境ではないでしょうか。難しい問題ですが確認が必要です。
将来のビジョンについて
2人でおおまかでもいいので将来のビジョンを話し合っておきましょう。両親と別居で生活を始める場合、将来的にどちらかの両親と同居する可能性はありますか。今の仕事を生涯続けるつもりですか。
将来的に移住したいと考えている土地はありますか。結婚後、彼が「実は独立を考えているんだよね」などと言い出して急に仕事を辞めてしまって慌てる、なんてことがないように話し合っておきましょう。
お互いに感謝できるかどうか
結婚して毎日一緒にいるとなると、お互いの存在が当たり前になり会話も少なくなってしまうこともあるでしょう。そんな時も感謝の気持ちを忘れてはいけません。「ありがとう」の一言で上手くいくことがたくさんあります。
しかし、普段からまわりに感謝することができない人は、結婚後、あなたに感謝してくれる機会も少ないでしょう。彼は、普段、家族や友人、上司や同僚、お店の店員さんや街で出くわす人、そしてあなたに感謝をしていますか。
お互いに尊敬ができるかどうか
上記のように色々と事前に確認すべきポイントを挙げてきましたが、そうは言っても結婚後、相手の新たな欠点を見つけてしまったり、次々と起こる変化の中で「こんな人だったとは思わなかった」と驚いたり幻滅してしまう場面にも多く出くわす事になるでしょう。
そんな中でやっぱり最後に大切になってくるには「尊敬できる部分があるかどうか」です。誰にでも欠点はあります。
そんな中、「この人はまったく片付けができないし、だらだらしている。でもいざとなった時には必ず家族を守ってくれる。その責任感が尊敬できる」「この人は、いつもどんくさくて貧乏くじを引いてばかりいるようだ。
でもいつも正直で一生懸命なところが尊敬できる」「この人は家事をまったくしてくれない。でも仕事に対する姿勢はかっこよく、その実績は尊敬できる」こんな風に考えて乗り越えられる場面もあるのではないでしょうか。今現在、あなたは彼を尊敬していますか。
最後に
あまり、多くの事を赤裸裸に話しすぎると彼が引いてしまい、結婚に尻込みしてしまうという恐れもあると思います。しかし、確認すべきポイントはしっかり押さえて、正しい決断をして頂きたいものです。相手を思いやった言い方で話し合ったり、普段からの行動をしっかり見ておきましょう。