誰かと恋愛している時って、喜怒哀楽が激しくなりますよね。喜びが多いなら結構ですが、悲しくなったり苦しい思いをする事の方が実は多いのではないでしょうか。
その気持ちをやり過ごす方法として、共感できる音楽を聴いて気持ちを発散させるというのがあります。すでにその方法を実践している人も多いでしょうが、たまには趣向を変えて洋楽を聴いてみるのはどうでしょうか。英語は表現も言葉もストレートですから、マイナス方向に気持ちが落ち込んだ時には、このくらい直球で来た方が心に響きます。
ここにご紹介する11曲は、有名な曲ばかりなので知っている人も多いはず。興味がでてきたらぜひ一度聴いてみてください。
- Six Degrees Of Separation The Script
- When I Was Your Man Bruno Mars
- Here Without You 3 Doors Down
- On My Own Eponine
- A Thousand Years Christina Perri
- How Am I Supposed To Live Without You Michael Bolton
- (Everything I Do)I Do It For You Brian Adams
- The Rose Bette Midler
- Cry Me A River Justin Timberlake
- This ain’t Goodbye Train
- By The Grace Of God Katy Perry
- まとめ
Six Degrees Of Separation The Script
このタイトルの意味は元々「自分の知り合いを6人以上介すると、世界中の人と繋がる」というスモール・ワールド現象の1つです。しかしこの歌では恋人と別れた後6つの段階を経て他人へ戻る、という意味で使っています。
まずショックを受け、それから別れを実感しさらに落ち込み、それから時間が経ち別れを受け入れ立ち直り反省する、という一度失恋した事のある人なら共感できる歌詞なのでは。最初は相手が悪いと責めてばかりいたけど、落ち着いて考えられるようになったら自分も悪かった、という自省が入るのもリアルですよね。
When I Was Your Man Bruno Mars
2010年にデビューしてからグラミー賞2回受賞と、人気アーティスト街道驀進中のブルーノ・マース。さわやかな声と豊かなメロディーが特徴です。格好つけて恋人を邪険にあしらっていたら別れを突きつけられたという歌。ついツンケンしまったり忙しくて会える時間が取れない、なんて事ありませんか?
同じ経験をして後悔している、という人も多いはず。この歌はあの頃の自分はダメだった悪かったと認め謝り、さらに次の相手は自分がしなかった事を君にしてあげる人だといいな、と相手の幸せを願う所が素晴らしいです。
Here Without You 3 Doors Down
アメリカのロックバンドです。恋人と別れた後自分の人生は丸っきり味気ないものになってしまったけど、それでも元恋人を思いながら生きていく、という歌。絶対忘れられないほど好きな人と別れてしまったり、遠距離恋愛中で会える機会がほとんどない、という人は心に沁みる歌詞でしょう。
普通のバラードと違い、サビを過剰に歌い上げたりする事はなくただ淡々と気持ちを曲に乗せているので、余計に自分の気持ちを重ね合わせて感情移入しやすいかも。
On My Own Eponine
ミュージカル「レ・ミゼラブル」で歌われて、多くの歌手がカバーしているとても人気のある歌です。2012年に公開された映画を観て初めてこの歌を知った、という人も多いでしょう。
主人公の養女に一目ぼれした弁護士の恋を実らせようと手伝う娘エポニーヌが歌うのですが、実は彼女はこの弁護士の事が好きという悲劇も付いてきます。「選ばれなかった者の悲しみの歌」というのがぴったりで、エポニーヌの歌唱力とも相まって胸を締め付けられます。
これ程でなくても好きな人が振り向いてくれない、という切なさを知っている人は涙が止まらないかも。泣いてひどい顔になってもいいように、この歌は休みで1日家にいる時に聴きましょうね。
A Thousand Years Christina Perri
恋愛に関する事で泣くのは失恋した時が一番に思いつきますが、嬉し泣きというのもありますね。2011年にこの歌が発表されてから、ここ最近の結婚式に使われる洋楽としてとても人気の高い一曲です。
ティーンに大人気の映画「トワイライト・サーガ」に使われている歌で、今までもこれからも一身に相手を想い続ける気持ちがこのA Thousand Yearsというタイトルに込められています。
使われている文法も単語も分かりやすいものなので、原文を見てみれば意味が一層よく分かりますね。
How Am I Supposed To Live Without You Michael Bolton
40代より上の年代で知らない人はいない、というほど有名な彼。1989年に大ヒットしたアルバムにあるこの曲で、グラミー賞を受賞しました。
去ってしまう恋人の家に行き、これから自分はどうやって生きていったら良いのかと切々と訴える男性の歌で、これだけだと男性がちょっと情けないようにも見えますね。
しかしマイケルボルトンのハスキーな声と歌唱力で、別れを受け止めきれない男性の心の叫びが聞いている人の胸を打ちます。男性だけでなく女性もこの歌に共感するからこそ、全米No.1の売り上げとグラミー賞受賞という結果に結びついたのではないでしょうか。
(Everything I Do)I Do It For You Brian Adams
恋人同士になっても相手への好きな気持ちを持て余しすぎて泣ける、何てこともありますね。この歌は1991年公開の映画「ロビン・フッド」の主題歌で、全世界で爆発的ヒットとなりました。
イギリスでは最長連続一位の曲としてギネスブックに載るほど。何と言ってもこれでもか、というくらいストレートな愛情表現とハスキーな声が、真っ直ぐ心の中に入ってきます。「(私がする事は全て)あなたのため」と一見大げさなタイトルかもしれませんが、恋人の事を考えて行動する人は共感できるかもしれませんね。
The Rose Bette Midler
歌手・女優として多彩な才能をもつベットミドラーが歌う、日本を含めカバー曲が続出している人気曲です。日本ではジブリ映画の主題歌にもなりました。
失恋した時に聞いて共感して泣くというよりも、傷つき落ち込んでこれからどうして良いか分からないという時に、その心を癒して立ち直る力を与えてくれる歌、というやさしさに溢れた声と歌詞です。
失恋して孤独を感じている時も、その時間が次の大きなステップへと繋がるんだ、と希望に向かって後押ししてくれる歌ですね。
Cry Me A River Justin Timberlake
子供番組でデビューし、ポップバンド「イン・シンク」のボーカル、そしてソロとして現在活躍中のティンバーレイク。グラミー賞のほかに俳優としてエミー賞も受賞しています。
そんな彼が作ったこのバラードは、子供番組からずっと一緒だった恋人、ブリトニー・スピアーズとの破局について書いているのだとか。浮気がばれた後、復縁を願う恋人に対してもうやり直しは出来ないから好きにすればいい、と言いながらも切り捨てられない気持ちが見え隠れしているのが切ないです。
PVでは仕返しするためか他の女の子とビデオを撮りますが、それでも吹っ切れないティンバーレイクの心境が分かってしまい、苦しくなるほど共感できます。
This ain’t Goodbye Train
サンフランシスコ出身のロックバンドですが、軽快なリズムだけど内容は無邪気に愛を語るものではないという大人ポップな雰囲気の曲を多く発表し、2002年にはグラミー賞を受賞しています。
これは別れの歌ですが、どちらかが裏切ったり嫌いになって別れるのではなく、お互い愛し合っていても別の道を選ぶという、珍しいタイプの歌です。
でもやはり辛くて「これはさよならじゃないよ。これで終わりじゃないよ。」と一生懸命自分に言い聞かせているのが想像できて、聞いている方も感情移入してしまう歌です。
By The Grace Of God Katy Perry
この歌はケイティ・ペリーが、前夫ラッセル・ブランドと離婚した時の気持ちを表した歌といわれています。
別れた後の行動を書いた歌詞の部分が女性なら「そうそう」と頷けるもので、やはり超有名歌手でもこんな風に落ち込むのかと共通意識を持ってしまうほどリアルです。
彼女の父親が牧師という事もあってか、神様と姉のおかげで立ち直る事が出来たと続き、つらい時にサポートしてくれた人に対する感謝の言葉があります。
この歌で共感して泣いた後は、あなたも周りを見回してみましょう。きっとあなたを心配している人がいるはずです。
まとめ
聞く気が起きなかった洋楽でも、少し興味が沸いてきませんか?恋愛で落ち込んだり苦しくなる時には、ぜひ聞いて気持ちをアップさせましょう。