彼からのプロポーズを受けて、結婚へまっしぐら!しかし実際は結婚準備にたくさんの時間がかかるものです。
婚約期間が短いと準備が追いつかないこともありますし、婚約期間が長引くと、不安になったり結婚への気持ちが消極的になったりする場合もあります。
また、婚約期間はそれぞれのカップルによりバラバラです。実際の婚約期間はどれくらいなのか、また婚約中は何をすべきか具体的に見ていきましょう。
短い人だと3ヶ月ぐらい
婚約期間が短い傾向にある人のほとんどが、3ヶ月ほどで入籍や結婚式を挙げています。妊娠が発覚して、すぐに入籍や結婚準備を始めなくてはならないケースもありますが、それ以外で短い婚約期間を選ぶ人の場合、早く結婚しておきたいという気持ちが強いようです。
ただ、3ヶ月という時間はとても短いので、プロポーズした気持ちが熱いうちに、入籍や結婚式へと一気に準備を進めていく必要があります。
長すぎず短すぎずの半年
プロポーズをしてからすぐに入籍や結婚をしたいと考えていても、実際に準備が思うように進まず、半年ほど婚約期間を経るカップルもいます。
また、1年以上の婚約期間は長すぎるというカップルも、半年と短めに意識しているようです。
一番多い1年
婚約期間として最も多いのが1年です。準備万端で入籍や結婚式を整えていくには、これくらいの時間は必要になります。人気の高い結婚式場なら、1年前でなければ希望している日にちを抑えることは難しいでしょう。
また、人気の高い結婚式ほど費用がたくさん揃えておかなくてはなりません。貯金だけではすぐに挙げられないというカップルは、資金を貯める上でも1年という時間が必要になるのです。
長い場合は2年
カップルによっては、婚約期間が2年と長くなるケースもあります。両親が遠方に住んでいたり、婚約中に喪に服さねばならないケースもあります。
また婚約期間中にさまざまなトラブルが生じて、冷却期間を含めて2年となる場合があるのです。
婚約期間中に行うことは
婚約期間の長さは、それぞれのカップルにより違いがありますが、具体的に婚約期間中には何を行うのでしょうか。
まず、プロポーズを受けて婚約し、結婚する予定であることを家族に話すことが必要です。その後、相手の家族にご挨拶に伺い、結婚についての承諾を得ます。
そちらがスムーズに進んだら、次は両家の顔合わせです。遠方どうしの両家の場合、中間地点を選んだり、どちらかの地元で行うのが一般的です。もし、結婚後に退職する場合は、婚約期間中のはじめの方に退職の意思を会社に伝えておいたほうがよいでしょう。
式場選びの困難さ
両家の顔合わせが無事済んで、次は式場選びに移ります。さまざまな式場を選んでいくのですが、ブライダルフェアで体験するたび、さまざまなスタイルの結婚式があると、何を選んだらいいのかわからなくなるでしょう。
チャペルで結婚式を挙げるのか、ホテルウェディングか、ガーデンウェディングか、海外か、お寺か神社か、人前式か、本人の意向だけでなく両家の意見も反映させなくてはなりません。
スムーズに決まるカップルもいれば、さまざまな意見が交錯して式場選びでつまずき、婚約期間がどんどん長引いてしまうカップルもたくさんいらっしゃいます。
衣装選びで困惑
式場選びが決まったからといって、すぐにトントン拍子で進んでいくわけではありません。次の難関、衣装選びが待ち受けています。ドレスはランクによって質が違いますし、デザインも豊富です。
ひとくちに白といっても、純白から生成りと段階があり、生地も絹からポリエステルまで幅広くあるため、なかなかスムーズに決めることは難しくなります。衣装選びが1度で決まるケースは少なく、2回~3回程迷い抜いて決める花嫁が多いようです。
人数の調整
結婚式に誰を呼ぶかも悩みどころのひとつです。会社関係者も呼ぶなら、関係性や役職も考えなくてはなりません。友人の範囲も小学校の頃まで遡ることを考えれば大人数となるでしょう。
また、招待者の人数が確定したら、次は案内状を送る必要があります。住所を確認するためのメール連絡も意外と時間のかかるものです。
準備期間のすれ違い
婚約期間中に行う結婚式の準備で、気持ちがすれ違い始めるカップルも中にはいます。結婚式に積極的ではなかったり、打ち合わせに出席しないケースもあるようです。
二人のための結婚式であるはずなのに、孤独な作業となってしまうため、次第に心細く不安になってきてしまいます。最悪の場合「この人で本当に大丈夫だろうか?」と別れまで考えることもあるようです。
実際に結婚式の準備を始めている最中に起こったすれ違いから、冷却期間が必要になったり別れてしまうカップルも少なくありません。
婚約期間の意味は?
婚約期間中は、結婚式の準備を始めるためにも必要な時間です。しかし相手が本当に人生のパートナーとして最適であるか、判断する期間でもあります。結婚式をどのようにしてあげるのか、どんな生活をしていきたいのかをじっくり話し合う必要もあるでしょう。
人生プランのような大きなものは、意外と恋人の頃には話さないものです。婚約期間中だからこそ、これからの人生をどう歩んでいきたいか、考えるきっかけにするとよいでしょう。
マリッジブルーに注意
婚約期間中は、マリッジブルーに陥る女性がたくさんいます。結婚式の準備中に気持ちのすれ違いが起きたり、将来に漠然と不安を感じることがあるからです。ほとんどの花嫁が、大なり小なりマリッジブルーを体験していますから、婚約期間中の行事として捉えられると気持ちが和らぐでしょう。
とはいえ、マリッジブルー真只中の花嫁は、気持ちに余裕がないので思考回路を切り替えにくくなります。既婚者の友人にアドバイスを受けたり、プロポーズされたときの状況を思い返したりして、気持ちをポジティブへと持っていきましょう。
婚約期間中の素行に注意
婚約期間中は、思わぬ出来事が発生しやすいものです。結婚が決まっていることから気持ちがゆるみ、結婚式を挙げる前に妊娠することもあるでしょう。
ただ、最悪なケースとしてパートナーの浮気が発覚してしまうケースがあります。婚約期間中にもかかわらず、ほかの女性と関係を持ったり、過去のつながりを断ち切れていなかったりするのです。
この場合、親にも相談できずに1人で悩んでしまう方もいらっしゃいますが、多くのケースで婚約を破棄したり、一定期間結婚準備をストップして今後について考えるようです。
婚約期間中に起きた事で婚約を破棄する場合、相手に慰謝料請求することも可能です。婚約という契約期間中だからこそ、トラブルはきちんと対処していきましょう。
新居の準備
婚約期間中に、新居を探しておくのもよいでしょう。立地条件や間取り、眺望、家賃など二人の意見が交わらないこともありますが、式の準備が迫っている段階だとバタバタしすぎて、良い物件かどうかを判断しにくくなります。
婚約期間中はまだ籍を入れていないため、2人とも契約書にサインをして保証人を立てなくてはなりません。
入籍したあとに新居に引っ越す場合は、代表者1人の契約で済ませることができます。いずれにせよ、結婚式の準備と同様、ひと悶着しやすい準備のひとつなので、早めに進めておいたほうが無難です。
まとめ
このように、婚約期間についてご紹介しました。婚約期間の長さはカップルによって様々ですし、結婚式の準備の進め方もスピードが違います。
また婚約期間中はやるべきことがたくさんあるもの。パニックにならないようにひとつひとつをクリアにしていきましょう。婚約期間はマリッジブルーに陥りやすい時期でもありますが、プロポーズされたあの時間を思い出し、結婚式までの大きなハードルを乗り越えていきましょう。