合コンに何回か参加しているうちに、幹事を頼まれるようになります。でも、合コン中に幹事を見ると、とても忙しそうだし色々大変そうだから嫌だな、と思うのも仕方ありません。
だからといって断り自分はいつでも参加するだけ、そんな状態をずっと続ければ、次第に合コンの話を持ちかける人が少なくなってしまいます。それに幹事はただ大変なだけでなく、実は様々なメリットがあり、また参加者が楽しめるような合コンを心がけて動けば、後々になって自分にプラス面で戻ってきます。
大抵は男性側にも幹事がいますから全て自分ひとりでする必要はありませんが、相談されたらすぐ提案できるようなサポートをしたいものです。そこで、初心者幹事が気をつけるポイントを11挙げました。ぜひ参考にしてください。
参加者の年齢は双方合わせて段取りする
まず大事なのが参加者選びです。大学生だけで行うのならばせいぜい3~4歳の歳の差で、大学生という共通点がありますから声をかける人がたくさんいるでしょう。
しかし社会人になると幅広い年代層がありますから、双方の年齢を合わせて参加者を探さないと合コンは成功しません。例えば女性の参加者が20代後半なのに対し、男性が全員30代前半では話自体も合わずに白けてしますね。
まず両方の幹事が参加者の年齢や参加して欲しいタイプを伝え合うと、合コンが上手くいく可能性が高くなります。
女性が喜ぶようなお店選びがポイント
合コン開催するお店が良ければその合コンは成功する、と言うくらいお店選びは大事です。
男性がいつもの飲み会に使うような場所では、女性が落ち着いて男性と話せずに嫌な気分になってしまうでしょうし、あまりにも女性向けを前面に出しているお店では男性の居心地が悪くなってしまいます。
双方がお互い落ち着いて話が出来るような大人の雰囲気があり、適度におしゃれなお店が一番ですが、思いつかない場合は「女性が喜ぶような雰囲気のお店」を前提にして探すと良いでしょう。
店の雰囲気が合コンに合わなければ個室にする
おしゃれなそれなりのお店では、やはりそれなりの金額が必要です。
確かに、友達との飲み会で使うような居酒屋なら支払う金額は少なくて済みますが、周りに大学生やサラリーマンが集まって騒いでいるような乱雑な雰囲気の中では、合コンも何もあったものではありません。
しかし、どうしても都合でそのような居酒屋で行わなければならなくなった場合には、なるべく個室を設けている居酒屋を選び予約しましょう。合コン参加者のみのスペースを確保できれば、随分ましになります。
会費の支払いはスマートにするためには
会費の決め方は、幹事の頭を悩ませる最も大きな問題の一つと言えるかもしれません。通常合コンでは男性の方が女性よりも支払いが多くなります。
料理やお酒の質や量などを考えて、その男女比を采配するのが合コン幹事の腕の見せ所と言えるのでは。
しかし、差があまりに大きくて申し訳なく思ったり割り勘でOKという場合は、女性幹事から上手く伝えられれば、男性幹事も決めやすくなります。
参加者の自己紹介の時間は必ず設ける
参加者の自己紹介の時間は必ず作りましょう。それは、話しかけるきっかけとして欠かせないからです。
もし参加者同士に任せてなあなあになってしまえば、それに慣れていない人は周囲から取り残されてしまい、参加しても参加していないような存在になってしまいます。そんな人が出てきてしまうようでは、幹事の仕切りが上手くできていないという証拠です。
乾杯前後で構いませんのでなるべく早い時間に行い、遅れてくる人がいれば到着の都度紹介してもらいましょう。
盛り上げる為には座る席も重要
参加者が異性同士で上手く盛り上がってくれれば、大成功ですよね。その為の最初の段階として「席順」があります。
大抵はテーブルを挟んで、こちら側が女性あちら側が男性と綺麗に1列に並びます。ですが、テーブルを挟んで距離があるため、そして話しかけづらさもあってかついつい隣の同性と話が弾み、全く異性の間では盛り上がらなかったなんていう失敗もあります。
それを避けるためには、男性と女性が市松模様のように交互に並ぶ座り方をお勧めします。これならば前も両隣も異性なので、まさに両手に花の状態が作れて自然と盛り上がりやすくなります。
盛り上げ役を前もって頼んでおく
幹事は参加者集めから店選び・会費支払い・料理飲み物の手配等々、合コン企画の最初から最後まで仕事が詰まっています。
合コンには盛り上げて引っ張ってくれる人がいると楽しいですが、それも幹事が行ってしまうと片手落ちになって、どちらも中途半端になってしまいます。
もし盛り上げ役を兼ねていたとして幹事用の仕事で席を離れてしまえば、残った参加者はどうしていいかわからなくなってしまいますね。楽しいのが好きな人、観察眼があり気配りの出来る人などに前もってお願いしておきましょう。
男女比は同じにする
参加者の男性数と女性数を合わせるなんて、そんなのは基本中の基本ですよね。しかしその基本が中々難しい場合もあるのです。例えばドタキャンで、急に言われてしまえば代わりの参加者を見つけるのが大変になりますよね。
ひとりの欠席者もなく参加者が揃うようにきちんと手配するのは、幹事の大事な仕事です。
相手側の幹事に、この合コンは料理がおいしい店にしたとか参加者がレベル高いなど、参加したくなるような情報を伝えておく事。それから自分の集めた参加者に対しては、合コンの参加を念押ししておく事が大事です。
連絡先の交換は幹事が促して
合コンに参加してお開きになったら終わり、でしょうか?やはり連絡先の交換がないと合コンとはいえないですよね。どんどんアプローチできる人は、お互いさっさと連絡先を交換してしまいますが、参加者は皆そのようなタイプではありません。
盛り上げ役がわっと促して皆で交換できるような雰囲気になればよいのですが、そうでなければお開きの前に一声かけて幹事が促しましょう。
飲めない人への気配りも
合コンは飲んだり食べたりするのがメインではなく、出会いの場のきっかけとしてお店やレストランを使います。
ですから、参加者の中にはお酒は飲めないけれども参加してみたい、という人もいるでしょう。他の参加者の中には彼氏を探したいだけでなく、ただお酒を飲んで皆で楽しくやるのが好き、という人もいます。
後者は飲めない人の事をあまり気にかけないので、たまに双方の間でムードが悪くなる事があります。なるべくそうならないように前もって参加者の情報を幹事間で伝え合い、配慮するのも幹事の仕事です。
幹事のメリットは何か?
合コン企画が挙がって幹事に任命された時から終わった後まで、色々幹事としての仕事は細かくあります。傍目に見ればとても大変そうですが、自分から立候補して幹事をする人も少なくありません。
実は、そういう人は幹事のメリットを良く知っているからなのです。店探しも逆を言えば自分好みの店や前から行きたかったレストランを合コン会場にする事が出来、相手参加者の情報を得て連絡を取り合っているうちに親しくなる事だってありえます。
そして幹事がしっかり仕事をした分、更にレベルの高い合コンに誘われたり「あの時の幹事だったから」と連絡を取り合う事など、後で見返りも大きくなるのです。
まとめ
いかがでしたか。最初は何も分からなくて大変かもしれませんが、相手幹事や以前幹事をやった経験のある人に相談すれば、あまり心配しなくても何とかなります。
また、おぼつかなくても一生懸命やっているのが分かれば誰も不満を言いませんし、異性からは好印象をもたれるでしょう。頼まれたら経験と思って、まずは一度頑張ってみませんか。