「なんだか嫌な予感がする」「最近、彼の行動が変」「もしかしたら友達が妊娠したかも?」女の勘は突然びびっと閃くものです。男性にとってはヒヤッとすることも多いのではないでしょうか。
しかし女の勘は単なる偶然により引き起こされたものではありません。さまざまな要因が重なった結果、女の勘が発揮されるのです。
そこで、女の勘はどうして閃くのか、そのメカニズムや事例など幅広くご紹介していきましょう。
女の勘のメカニズム
女の勘とひとくちにっても、ひとくくりにすることはできないものです。しかし、そのメカニズムにはさまざまな説が出されています。
脳の仕組みという説もあれば、子育てする上で必要な本能という説、自己防衛反応説などがありますので、ひとつずつ見ていきましょう。
脳の仕組み
女の勘が鋭いのは、脳の仕組みに秘密があると言われています。女性の脳は男性より発達している部分があるのです。
「脳梁(脳梁)」と呼ばれる左脳と右脳を繋げている箇所が、男性よりも発達しています。左脳には理論的に物事を考えたり、論理的に物事を考えたりする機能が備わっており、右脳には、イメージを育んだり、感情や知覚を察知したりする機能が備わっています。
脳梁はこの二つの脳を結びつけるパイプの役割を持っており、パイプの数が多く、太いほど情報伝達は早くなります。
女性は男性よりも脳梁が発達しているため、さまざまな条件を整理して、ひとつの結果に結びつけることが得意なのです。
男性では想像もつかないことが女性にはわかってしまうということから、女の勘は鋭いということに繋がります。
子育てする上で必要な本能
女の勘が鋭いのは、母性が強く働いているから、という説もあります。
女性は子育てをする上で、赤ちゃんからたくさんの情報を読み取らなくてはなりません。まだ言葉を話せない状態の赤ちゃんが何を求めているのかを見極めていなければ、いつまでたっても赤ちゃんは泣きぐずったままになってしまうでしょう。
しかし、最初は何を考えているのかわからず、戸惑っていた新米ママでも、毎日過ごしていくうちに理解できるようになります。
このことが、女の勘として閃きやすくなることへと直結しているのです。物事を観察してその心理や出来事を一瞬で判断し、理解できるからこそ、女の勘は鋭いのです。
自己防衛反応
女の勘が鋭いのは、自己防衛反応のひとつという考え方もあります。女性は男性に比べると力が弱く、体格も小さめです。
そのままでは明らかに男性に負けてしまうため、自己防衛反応としてさまざまなことを理解するスピードや嘘を見抜くスキルを磨こうとします。
家庭を外敵から守ろうとしたり、村社会で平穏に暮らしたりしていくためのコミュニケーションなど、女性だからこそ課せられることが、女の勘を育む土台に繋がっているのでしょう。過去も現在も自分の身は自分で守らなければならないのです。
さまざまな事例
女の勘が鋭い理由として、さまざまな説をご紹介しました。では、実際に女の勘が働いたり、女の勘は鋭いと感じたりした事例には、どのようなことがあるのでしょうか。
女の勘を最も警戒している男性の例から、ご紹介していきましょう。
いつもと違う言動
女の勘が鋭いと思った瞬間の出来事として、いつもとは違う言動にひやりとした経験をもつ男性は少なくないようです。
例えば、たまたま街で偶然元カノとばったり出会い、小一時間ほどお茶をして別れた後、帰宅しらすぐに彼女が「今日何してた?」と言ってきたというケースがあります。
平日はいつも仕事だし、そのようなことを聞いてくるタイプの彼女でもなかったからこそ、驚いたようです。
やましいことはしていないものの、どこかに彼女に悪いなという気持ちがあったからかもしれません。その雰囲気を彼女は敏感に察知したのでしょう。
出かける前の一言
女の勘が鋭いと思った瞬間の出来事として、次は出かける前のやり取りを見ていきましょう。いつもと同じように出かける準備をしていたのに、急に妻が「今日はどんな仕事?」と訪ねてきてビックリしたというケースです。
実は、男性は会社が終わったら女性と食事をする予定をしていたそうです。いつもと変わらないリズムで準備をしていたものの、どこか必要以上に丁寧だったのかも知れません。
ひげを丁寧に剃っていたり、オシャレなネクタイを選んだりしていたことから、今日何かあると女の勘が働いたのでしょう。
隠し事を見抜かれる 見破る
女の勘が鋭いと思った瞬間の出来事は、男女関係だけにとどまりません。さまざまな隠し事も見破られるケースが多いようです。
例えば、絶対にばれていないと思っていたへそくりが、いつの間にか無くなっており、妻が管理していたというケースもあれば、臨時ボーナスが出たことを見破られるというケースもあります。
男性は完璧に隠しているつもりでも、細かな表情で察知されてしまうのです。女の勘を信じるなら、下手な嘘はつかないことがイチバンだと言えるでしょう。
微妙な変化を感じる
女の勘が鋭いのは、夫や彼氏だけに向けられるわけではありません。友人や家族にも向けられるものです。例えば、娘が急に健康診断を薦めてきたのでしてみたら、病気が見つかって早期治療することができたと言うケース。ま
た、何年も連絡を取っていなかったのに、ふと電話をしてみたら友人が妊娠していたと言うケース。また、今日は嫌な予感がするからと違う道を通ったら、いつもの道で交通事故が起きていた。などさまざまです。
これは、女性が微妙な感覚の違いを敏感に察知しているからこそ、女の勘として発揮されるのでしょう。
女の勘が働いたら
女の勘はするどいものです。「おや?」「あれ?」とピンと閃いたら、すぐに口に出すのではなく観察することもひとつの方法です。彼がいつもと違うように感じたら、ストレートに「浮気した?」と聞くのではなく、「誰と飲んできたの?」と聞いてみましょう。
彼が思わずドキッとして嘘をつくかも知れません。しかし、それ以上深追いして問い詰めるのは避けましょう。なぜなら彼はもう十分ヒヤリとしているからです。彼女を大切にしたいと思うのなら、やましい気持ちが起こらないように努めてくれるでしょう。
しかし、もし女の勘が働いて、軽くジャブをした後も彼の態度や雰囲気が変わらないなら、ストレートにパンチを繰り出してみるのもひとつの方法です。女の勘はさじ加減でうまく使いこなすようにしましょう。
女の勘は大切な武器
女の勘は、女性にとって大切な武器です。自分を守る上でも、彼との関係を良好に保つためにも欠かせないものです。だからこそ、うまく使いこなす必要があります。
女の勘が働いた時、その作用が暴走しやすいのが「嫉妬」という感情です。嫉妬は女の勘が働いた後、増幅しやすくなります。しかし、まだ真相がつかめていない状態で、彼のことを疑いすぎたり、浮気をしていると決めつけたりしないようにしましょう。
女の勘は鋭いものの、それが正解とは限らないからです。元彼と遭遇しただけのことかもしれませんので、事の真相を確かめたうえで、話し合うようにしましょう。
まとめ
女の勘についてメカニズムや事例など幅広くご紹介しました。鋭い女の勘は女性にとって必要な武器です。恋愛、子育て、社会とのかかわりをスムーズにさせるアイテムでもあります。
だからこそ、うまく使いこなしてさまざまなシーンに活かしていくようにしましょう。