特に若い女性はメディアの影響を受けて、とにかく痩せたいと口癖のように言っているように感じられます。一年中ダイエットばかりしている女性も多いでしょう。その結果、20代女性の2割がBMI18.5以下の痩せすぎに分類されるほどです。
やせすぎの状態が続けば将来不妊症になるとか、骨粗しょう症になると言われていますが、そんな女性達は「とりあえず今モテたり流行のファッションが似合う方がいい」と本音では思っているはずです。
ただ実際に細い女性がモテるかどうかと言えば、かなり微妙な所。男性の好きな女性の体型をアンケートすれば、胸が大きいちょっとぽっちゃりした体型や筋肉がついてメリハリのある体型などが挙がります。細い女の子が良いという男性もいますが、それは華奢という意味であってただ細ければいい訳ではないのです。
筋肉がついた女性を好む男性
特に最近は筋肉がついた女性を好む男性が多いです。女性は筋肉と思うと、筋肉がつきすぎてムキムキになったら嫌だとか、筋肉太りしやすいので運動したくないなんて思う女性が大半です。
しかし、男性から持てはやされる今の状態を見ると、女性にはよく分からない男性を惹きつける理由というのがあるのでしょう。
実は筋肉女子が男性にモテるには、それなりの理由があります。その理由を見てみましょう。
筋肉女子はスタイルが良い
太るのが嫌だからと、食事の量が非常に少ない女性が多くありませんか。本人は満足でも、その食生活で出来上がるスタイルは凹凸の無い子供のような体型で、男性は少年みたいな体つきの女性を見ると、良いなと思うよりは大丈夫かなと不安を覚えてしまうのだとか。
やはり男性の本能はきちんと子供が生め、更に男性を惹きつける体型の女性を好むのです。となるとバストとヒップが張り出ている女性ですが、それだけではただの太い人ですよね。バストとヒップの中間にあるウエストがしっかりくびれている事で、メリハリのある女性らしいスタイルになるのです。
そんな大事なウエストは、腹筋と背筋を鍛える以外には細くなりません。腹部には骨がないので筋肉で内臓を圧迫しているのですが、筋肉が少ない人は腹部の筋力が弱く内臓圧に負けてしまいお腹が出てしまいます。
反対にしっかり筋肉のついている筋肉女子は、お腹がすっきりしているのに加えて姿勢が良いので更にスタイルが良く見えるのです。
筋肉女子はポジティブ
日本人は結構マラソン好きですよね。好きすぎて、現在アマチュアマラソンランナーも増加中です。
好きな理由は様々なのでしょうが、1つの理由としてランナーズハイが挙げられます。ランナーズハイは5~10km走っていると、急にとても幸せな気分になる現象で、それを再び味わいたくて走り続ける人がいるのです。
その現象の原因は脳内麻薬と呼ばれる約20種類のホルモンで、ランナーズハイの場合はエンドルフィンが分泌されます。他にも運動をすると分泌されるドーパミン・アドレナリン・ノルアドレナリンは、皆さんご存知ですよね。
習慣的に運動を続けると、脳内麻薬の分泌がなくとも明るい気分ややる気がでるようになります。そんな明るく元気な筋肉女子は、女性から見ても素敵に見えます。
筋肉女子は健康
筋肉のある女性は健康的、というイメージがありますね。筋肉をつけるには栄養を十分に吸収するための内臓の強さや、運動を一定時間続けられる体力が必要ですから、これだけを見ても筋肉=健康は納得です。それから二次的に、自分の生活に運動を取り入れる精神的な余裕がある事や、仕事がしっかり出来るから運動の時間を作り出せるなんてプラスのイメージまでついてきます。
筋肉女子は、健康なイメージだけでなく仕事も出来る女として一石二鳥の評価が得られるわけですね。それならば皆さん、ぜひ真似したい所なのでは。
また、運動すれば血行が良くなります。血行が良いのは女性にとってとても大事な事で、体の末端まできちんと栄養と熱が行き渡り、女性の大敵とも言える冷え性を予防しそれに付随する自律神経失調症やむくみ・生理不順などが改善されます。
体が冷えると心も冷えてしまうのですが、その点、筋肉女子は温かな心で周りの雰囲気を和ませてくれるのです。
筋肉女子は肌がきれい
ガンの部位別死亡順位は、男性の1位が肺がんで女性の1位が大腸がんです。男性はその順位が長年変わらないのですが、女性は2000年代に入ってから今までのトップだった胃がんに変わり、大腸がんが1位となり更に増え続けています。その変動の理由に便秘が挙げられます。内臓も筋肉ですから、男性の7割ほどしか筋肉量の無い女性はどうしても便秘になりやすく、腸内で老廃物が有害化してガンが発生するのです。
ガン以外にも、身近な所ではニキビ等肌トラブルも便秘が原因です。その理由は老廃物が有害化して、大腸で作られる新陳代謝を促すビタミンが不足し、肌のターンオーバーリズムを崩してしまうからなんです。
筋肉女子は腸の働きも正常ですから便秘も無く、それゆえ肌もいつもきれいで健康な状態を保っています。肌が元気だと顔色が明るく見えて、本人もきれいに見えますよね。
筋肉女子は体を動かすのが好き
特にアウトドアやスポーツが趣味の男性なら、筋肉女子は注目度ナンバーワンです。
デートでショッピングや映画に行くのも楽しいのですが、体を動かす趣味を持つ男性はたまには自分がしたい事にも付き合ってほしいと思うかもしれません。そんな時に体を動かすの面倒くさい・汗をかくのが嫌と言われたら、自分の趣味を否定されたようでがっかりですよね。
筋肉女子なら今でも運動を習慣にしているのですから、彼のそんなお願いも即OKしてくれます。また、今まで興味が無かった事を提案されても、そのポジティブさと行動力でどんどんトライしていきます。そんな風に男性と一緒に付き合える行動範囲が広い彼女には、いろんなタイプの男性が声をかけてくるでしょう。
筋肉女子は太らない
筋肉女子は結構たくさん食べますが、スタイルの良さを維持しているのが不思議なところ。実は普通の女性と同じ生活を送っていても、筋肉量の違いで体型を維持できているのです。
筋肉をつけるためには運動が欠かせませんが、運動後には成長ホルモンが普段以上に分泌されます。成長ホルモンの働きは、たんぱく質を合成して筋肉を増やし糖の代謝を促進させてエネルギーを消費してスタミナを作るなどがありますが、ここでのポイントは糖代謝で、この働きで中性脂肪としてお腹周りにたまっている脂肪を分解するのです。
成長ホルモンの分泌は午後10時から午前2時までがもっとも盛んですから、寝ている間に筋肉女子は余計な脂肪をどんどん燃やし、いつまでもきれいなスタイルを維持できるのです。
筋肉女子はいつまでも若々しい
早い人では20代後半から、老化の1つである筋肉量の低下が始まります。筋肉量が減る事は単に腕や足の筋肉が落ちるだけではなく、内臓筋も衰えてしまうのです。
内臓筋が弱くなればもちろん正常な内臓の働きも出来なくなり、免疫力の低下や寝ても疲れが取れない慢性疲労が出てきます。そうなっては、いくら年齢が働き盛りの20代30代であっても中身はボロボロですし、次第に体内の老化が表面にもでてくるようになります。
筋肉が十分あれば老化を防ぎ若々しくいられるのですが、元が筋肉量の少ない女性ですから、筋肉女子と言えども油断が出来ないのが怖いですね。
筋肉女子はストレスに強い
うつ病患者に対しては、投薬よりも運動させる方が改善効果は高いという研究結果があります。中程度の有酸素運動を週3日以上一定時間行うと、うつ改善の他に睡眠が充実したり体力が向上するといったメリットもある事が分かっています。
スウェーデンの研究所によれば、アミノ酸の一種が体内代謝の過程で変化して出来るキヌレニンという物質が、うつ病を含む精神疾患の原因なのではないかとされています。しかし運動をすると、このキヌレニンが更に変化して無害のキヌレン酸となり、症状が改善されるという実験結果が出ています。
うつ患者に対する運動療法がそんなに効果が高いのならば、普通の人ならどうでしょう。もっと元気になりますよね。ストレスが多い環境でも、筋肉女子ならば上手く切り抜けられる事ができるのです。
まとめ
思っていたよりも、理由が多岐に渡っていたのではないでしょうか。20代の男性なら女性と付き合えば結婚についても考えるようになりますから、今だけでなく10年後20年後をも考えてしまうのは仕方の無い事かもしれません。運動して筋肉をつけるだけで男性にも女性にも双方メリットがあるのですから、ぜひ今すぐにでも始めてみませんか。